【11月6日 Relaxnews】今年1~8月の世界の海外旅行者数は前年同期比4%増の7億500万人だったことが、5日に発表された世界観光機関(World Tourism OrganizationWTO)の統計によって分かった。

 WTOによると前年同期よりも2800万人増え、この傾向が続けば年末までに10億の大台に達する見通しだという。

 旅行先として好調なのは、アジア太平洋地域(前年比7%増)とアフリカ(同6%増)だ。欧州(同3%増)と北中南米(同4%増)もそれぞれ訪れる旅行者数を伸ばしている。

 中東は前年比1%減だったが、前年が同7%減だったことを考えれば、旅行者回復の兆しが見える。

 前年の全世界の年間海外旅行者数は9億9000万人だったが、今年末時点では前年から3~4%増えると、WTOは予測している。(c)Relaxnews/AFPBB News