【12月16日 AFP】12-13イタリア・セリエAは15日、第17節の試合が各地で行われ、インテル(Inter Milan)は0-1でラツィオ(SS Lazio)に敗れた。

 敵地に乗り込んだインテルだが、ミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)が試合終盤に見事な決勝点を挙げたラツィオに敗れた。ラツィオは、クリスマスを前に勝ち点差をさら広げようと狙う首位ユベントス(Juventus)を間接的に勢いづけることになった。

 ユベントスと勝ち点4差でこの試合に臨んだアンドレア・ストラマッチョーニ(Andrea Stramaccioni)監督率いるインテルだが、試合を支配し終盤には何度か好機を迎えたものの、得点を決めることができなかった。

 リーグ戦今季5敗目を喫したストラマッチョーニ監督は怒りをあらわにしながらピッチを後にした。ユベントスが16日のアタランタ(Atalanta)戦に勝利すれば、インテルとの勝ち点差は7へ広がることになる。

 序盤に攻勢をかけたインテルは、長友佑都(Yuto Nagatomo)が挙げたクロスの落としをディエゴ・ミリート(Diego Milito)が狙ったが、素早い反応を見せたラツィオのGKフェデリコ・マルケッティ(Federico Marchetti)に防がれた。

 インテルは終盤にも勢いを見せ、長友がアントニオ・カッサーノ(Antonio Cassano)のシュートのこぼれ球に詰めてゴールを狙ったが、こちらもマルケッティのスーパーセーブに阻まれた。

 同点を狙うインテルは試合終了間際にも相手を混乱に陥れたが、ラツィオはこれをしのぎ切って勝利を手にし、順位は4位のままながら勝ち点で3位のナポリ(SSC Napoli)に並んだ。(c)AFP/Justin Davis