インド・パキスタン、カシミール地方の洪水死者400人に
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【9月9日 AFP】インド北部とパキスタン北東部のカシミール地方を襲ったモンスーンの影響により発生した洪水で、両国での死者は9日までに400人に達した。依然として数千人が孤立状態にあり、水が首の高さまで達した地域もあるという。
過去50年で最悪の洪水被害に見舞われたカシミールの山岳地帯の寸断された村々では、大掛かりな救助活動が続いている。
カシミールのインド側ジャム・カシミール(Jammu Kashmir)州の警察当局は9日、インドでの死者は約200人に達したと発表した。パキスタン側でも206人の死亡が確認されたという。
インドPTI(Press Trust of India)通信は、インド側では40万人が孤立した状態にあると伝えた。浸水した地域では救助のためのボートが不足しており、デリー(Delhi)首都圏から100隻を空輸で調達中だという。(c)AFP