不明エアアジア機、ジャワ海上で3遺体を収容
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【12月31日 AFP】インドネシアからシンガポールに向かう上空で消息を絶ったエアアジア(AirAsia)機の捜索で30日、カリマンタン(Kalimantan)島沖で3人の遺体が収容された。国家捜索救助庁(Basarnas)のバンバン・スリスティヨ(Bambang Soelistyo)長官が明らかにした。
これまでの捜索結果から、同機はカリマンタン島南西沖のジャワ海(Java Sea)に墜落したとみられるという。現場海域では遺体のほか、飛行機の非常扉や青いスーツケースなども見つかっている。
また、スリスティヨ長官はジャカルタ(Jakarta)で開いた記者会見で、空軍機から不明機のものとみられる「影」が海底に見えたとの報告を受けたと発表した。
スリスティヨ長官の会見を伝えたテレビ映像で海に浮かんだ遺体が映ると、不明者らの親族は泣き崩れた。
乗客乗員162人を乗せたエアアジアのQZ8501便、エアバス(Airbus)A320-200型機は28日、悪天候のなかをインドネシア第2の都市スラバヤ(Surabaya)からシンガポールに向かう途中で行方が分からなくなっていた。
先に海軍報道官は海軍無線情報としてインドネシア艦船が40人以上の遺体を収容したとAFPに伝えていたが、これは職員の伝達ミスだったとして同情報を撤回した。
夜間に入り、捜索は荒天のため一時中断された。(c)AFP/Bayu ISMOYO