(書評)『山田洋次が見てきた日本』 クロード・ルブラン〈著〉

有料記事

[PR]

 ■寅さんに込めた「望郷」と人生

 お正月は映画館で『男はつらいよ』。日本の風物詩だったそんな光景が、途絶えて早三十年近くになる。

 けれど寅さんは不滅だ。元旦に第五作『望郷篇(へん)』を観(み)たが、やっぱり面白かった! しかし本書を読んでいなければ、そこに込められた監督・山田洋次の鉄道愛や「望郷…

この記事は有料記事です。残り1112文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません