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02月01日朝日新聞朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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「在宅看取り」命考えて 滋賀県、小学向け福祉読本改訂

写真:在宅看取りについて取り上げた福祉読本拡大在宅看取りについて取り上げた福祉読本

写真:改訂された福祉読本を紹介する嘉田由紀子知事=大津市京町4丁目の県庁拡大改訂された福祉読本を紹介する嘉田由紀子知事=大津市京町4丁目の県庁

 【伊藤舞虹】命の大切さをテーマにした小学生向けの福祉読本「みんないっしょに」を滋賀県が改訂し、この春県内の全ての小学校に配布した。初版が発行された2000年以来の改訂で、自宅で家族の死を看取(みと)る「在宅看取り」にも触れ、命のつながりを考えさせる内容となっている。

 福祉読本は発行当初、8割以上の学校で活用されたが、10年には3割以下に落ち込んだ。県は「時代の流れに沿った内容を盛り込んだ教材が必要」として改訂に取り組むことにした。

 改訂版では第1章を「大切な命」と題し、新たな題材として在宅看取りを盛り込んだ。見開きのページには、東近江市の小学5年生の女の子「恋(れん)ちゃん」が92歳の曽祖母の最期を自宅で看取った様子を4枚の写真で紹介。フォトジャーナリストの國森康弘さんの撮影で、「もっともっといっしょにいたかった」「人の命はかぎりがある。でも、おおばあちゃんはわたしの心の中にいる」などと恋ちゃんの心情をつづっている。

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