アクションゲームも結構遊べちゃう

北米でプレイステーションのクラウドゲームサービス“PlayStation Now”のPS4オープンβテストがスタート。早速あのPS3タイトルを遊んだ_01
▲購入画面はPS Storeに統合されている形。購入後はホーム画面から直接起動することもできる。

 プレイステーションブランドのクラウドゲームサービス“PlayStation Now”。プレイステーション4でのオープンβテストが北米で開始された。

 現在ラインアップに並んでいるのは、プレイステーション3のタイトル。スクウェア・エニックスやカプコンのタイトルなど日本のパブリッシャーのタイトルが目立っており、アクティビジョンやエレクトロニック・アーツやユービーアイソフトといった海外大手の参入はこれからといった印象。

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▲まずはPS3タイトルがラインアップ。大手のタイトルも早速登場しているのだが、日本のパブリッシャーのタイトルが多め。

 現状ではタイトルごとに一定期間プレイできるレンタル権を購入する形となっており、4時間、7日間、30日間、90日間といったスパンで各タイトルごとにレンタル価格が設定されている。例えば『エルシャダイ』なら2.99ドルで4時間のレンタルが可能だ。

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▲一番いいゲームを頼む。レンタル期間と価格はタイトルによって異なり、90日4.99ドルのみのタイトルなどもあったりする。

 クラウドゲームサービスは、ゲーム側の処理をクラウドサーバーで行い、クライアント(プレイヤー)から送られてきたコントローラー入力を反映させながら、映像をストリーミングで配信し続けるという仕組み。このため、入力からの遅延度合いや圧縮による映像の荒れ具合などがサービスを評価する尺度のひとつとなる。

 今回記者がレンタルした『エルシャダイ』は、アクションゲームであり、ノイズが乗れば結構目立つアートスタイルのゲームだが、アクセスが殺到したのか当初はなかなか起動できなかったものの、一度安定してしまえば、意外にも結構フツーに遊べてしまった。
 もちろん、微妙にグラデーションがかかった中間的な階調の部分をよく見直すとノイズがあるし、さすがに回線が不安定になると映像が荒れてプレイが難しくなるし、そもそも理論上ラグがまったくないわけはないのだが、βテストであることを考えても、許容範囲だと思う。というか個人的には取材の下調べで「前世代機片付けちゃったけど、あの過去作やっておきたいなぁ」ぐらいで使うと思うのでまったく問題なし。

 まぁここは個人差があると思うので、気になる人は日本でテストがスタートした時に試してみるといいだろう。一応動画も収録してみたので、そちらもどうぞ(動画はキャプチャーボードで録画したもの。PS Nowの使用中はShareボタンでの撮影や配信が使えない)。なお北米では、今秋にPS3やPS Vitaなどでのβテストも開始される予定だ。(文:ミル☆吉村)