見かけは地味ですが実力はハンパありません。
WiFiが通っていれば単体でUSTREAM配信ができるデジカメCEREVO CAM live!に、「CEREVO LIVEBOX」という新たな兄弟が誕生しました。コチラの特徴は、デジカメ部の代わりに映像/音声入力端子を備え、既存のビデオカメラ等が捉えた風景&サウンドをUSTREAM配信できるといったところ。
しかも映像はコンポジットとS-VIDEOの2系統をネット経由でスイッチング可能だし、音声もRCA ミニピンの2系統をミックスできます。例えば何かしらの講演をUSTREAMで配信する場合、出演者全員を捉えた引きのカメラと、出演者の手元などを捉える寄りのカメラ、2台を接続し、講演内容に合わせてiPhoneなどを用いてワイヤレスで切り替えられるんですよ。
またバッテリーを内蔵し、2時間までの配信が可能。USB及びACアダプターで給電しながらも使えます。
気になる画質は352×288ピクセルのCIFサイズ。ハイビジョン配信が可能がこの現代においてそのサイズは...と思うことでしょう。いや僕も最初はそう感じていました。...ンがっ!
WiFiだけではなく有線LANにも対応。回線状態がよければWiFiであっても30fpsまで出せますし、いいレンズ・いい手ぶれ機構を積んだカメラを使えば、アナログ地上波と肩を並べるほどの映像クオリティで配信できるのです。
ボケ味豊かな一眼デジカメを使えば歴史ある建築物やフィギュア、プラモをみんなでリアルタイムに愛でられますし、0ルクスでも映像が見られるバッテリー式の防犯カメラを玄関に置けばペットたちが寂しそうに佇んでいる姿も会社から見放題だし寝台列車の車窓もお届けできます。そうそう、GoPro HDがあればモータースポーツのオンボード映像も自ら配信できますね。もちろんピンホールカメラをゴニョゴニョする使い方はアレですけど、カメラ機材さえ用意すれば理想の映像を生で配信できるという点は、素晴らしいというか凄まじい。
また外部マイクにもこだわれます。PCM--D50などの超絶高感度マイクを搭載したPCMレコーダーと合わせてもGOODですし、HM-250などのバイノーラルマイクも電池ボックス等を噛ませば使えるようになるでしょう。
妄想いや想像膨らむ「CEREVO LIVEBOX」。お値段は5万円のことですが安いですよこれ! 実は設定も非常に簡単で、一度セットしてしまえばあとは電源ON即USTREAM配信。ガジェットに興味がないパートナーに「途中で電源が切れないかどうか見ておいて」と頼んでおくこともできちゃいますよ。
CEREVO LIVEBOX[Cerevo]
(武者良太)