スキーしながらハンズフリー!
もうどうにもAndroidの勢いが止まりませんよ。今年のCES 2011で異色の注目を集めてしまったRecon Instrumentsの「Recon-Ready」ゴーグルシリーズでは、なんとOSにAndroidを搭載して、スキーヤーやスノーボーダーがゴーグルの視線の先に映し出されるmicro LCDヘッドアップディスプレイで雪上でもAndroidワールドを堪能できちゃうんですって。
すでに同社は昨秋よりZeal Opticsと提携してGPSを搭載した「Transcend」ゴーグルを発売中。雪上を滑走しながら、現在位置情報やスピードメーター、オドメーター、温度計、ストップウォッチ、時計などのデータをヘッドマウントディスプレイにリアルタイム表示していく仕組みで、世界各国の高級リゾート地のゲレンデなどで今冬から話題になっているそうですよ。
このTranscendを、Android OSの搭載で一段と進化させたRecon-Readyは、日頃から使っているAndroidケータイとBluetoothで連動し、電話がかかってくると通話相手の情報を表示したり、メールやSMS、音楽プレイリストなどを眼前に映し出すほか、ビデオカメラで雪上の世界を録画しつつ、そのままインターネット配信するなんて使い方もできちゃうみたいですね。日本だとUst配信にピッタリと喜ばれそうですよね。続々と対応アプリも公開される予定で、家族や友人の現在位置をマップ上にフォロー表示し、常に迷子にならないようにチェックしながら滑っていくなんて利用シーンまで紹介されていますよ。
同社は間もなくSDKを幅広く提供し、Recon-Ready向けのアプリケーションの充実を目指す方針も明らかにしています。なんだかもうなんでもアリの雰囲気になってきた感じもしますが、Androidの世界は今年も限りなく広がっていきそうですね...
Adrian Covert(米版/湯木進悟)