ほぼ実現間近だったんですって!
ウィキリークス(WikiLeaks)によって知られざる外交の機密もズバズバと明るみになってきてますけど、このほど米国政府の外交官がタイ政府を相手にして、過去に「F-16」戦闘機の売却をサポートしていた様子が公開されちゃったのですが、なんとその売り込みプランが驚きです。当時は最新鋭の戦闘機をチキン(鶏肉)と引き換えに購入できるように全面支援してたそうですよ。優れた戦闘機が欲しくて欲しくてたまらなかったものの、支払える現金がないとの悩みを抱えていたタイ政府に対して、スウェーデンの「サーブ」やロシアの「スホーイ」などなど、他国の戦闘機を導入されるよりはマシだと判断した米国側は、ドルでの支払いは一切不要な代わりに8万トン分のチキンを輸出してくれるようにと提案。この購入プランに、F-16を納入するロッキード・マーティンも大賛成だったことまで判明してますよ。
当然ながらチキンならば難なく提供いたしましょうってタイ政府側も大喜びでして、もう契約成立が秒読み段階になっていたところで、なんとこれまたウソみたいなホントの話で交渉相手のタイ政府関係者らがクーデターで一掃排除されてしまい、すべて計画はオジャンになってしまいましたとさ。でも意外と知られていないだけで、ポークやビーフで戦闘機を買ってる国とかも結構あったりするのかな?
Sam Biddle(米版/湯木進悟)