ネットユーザーは10月から肩身が狭くなる...?
NHKニュースは、違法ダウンロードを罰則化する法案が参議院でも可決され、成立したと報じています。
これまでは違法コピーされたファイルをアップロードすることが法律で規制されていましたが、この法案改正で、違法だと知りながら私的にダウンロードすることが刑罰化されます。2012年10月からは違法ダウンロードをした場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科せられるそうです。ただし、軽い違反での摘発が起き過ぎないように、起訴するためには被害を受けた著作権者からの告発が必要な「親告罪」とされています。
NHKニュースの記事によれば、この法改正に関しては「音楽を作り出す人を守るためには、罰則が必要だと考えている」という日本レコード協会の意見や、「法改正により、誰もが犯罪者になる可能性が生まれる。捜査権の乱用などさまざまな課題があるにもかかわらず、十分な議論が尽くされていない」という日本弁護士連合会の意見など、各方面から賛否の声があがっているようです。
この法改正が施行されることでネットの利用環境が大きく変わるんでしょうか? 僕は今でもCDや書籍を買い集める人間なので特に心配していませんが、一部のネットユーザーはその行動を改める時がきたのかもしれません。
[修正:2012.6.22.] 初出時より一部表現を修正いたしました。謹んで訂正させて頂きます。(修正前:「違法だと知りながら私的にダウンロードすることも違法となります。」→修正後:「違法だと知りながら私的にダウンロードすることが刑罰化されます。」)違法ダウンロード 利用者に罰則、違法ダウンロード罰則化に賛否
(ニール太平)