年収数千万円の会社員、個人の全業務を中国に外注していたのがバレて捕まる

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    年収数千万円の会社員、個人の全業務を中国に外注していたのがバレて捕まる

    真の怠け者とは、しばしばクリエイティブさを発揮するようです。たとえば、自分の仕事を中国にまるごと外注して、勤務時間中に遊んでいたのがバレてしまった開発者のように。

    Verizonのケース・スタディによると、今回の犯行に及んだのは某「災害インフラ企業」に勤める「ボブ」さん。彼は上手くやったつもりらしいのですが、社外から社内ネットワークにアクセスできるVPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)のログに怪しい痕跡を残してしまい、あえなく御用となってしまいました。

    以下はその報告書より。

    「我々は、とある米企業からVPNの奇妙なログについて相談を受けました。平たくいうと、米国オフィスのデスクに座り、モニターに向かって作業しているはずのボブが、中国からログインしているという記録が残されていたのです」

    輝かしいほどのパフォーマンスの高さが評価されていたボブさん。ところが、その開発はすべて中国の外注先の成果物だったのです。彼は複数の外注先を使って不正行為を働きながら、なんと数千万円もの年収を得ていたというからスゴいですよね。

    ちなみに本物の「ボブ」さんは普段何をしていたかというと、海外版2ちゃんねると言われるRedditを2時間ほど徘徊し、eBayで1時間ショッピング、さらにフェイスブックを2時間、ビジネスSNSのLinkedInを2時間くらい閲覧するのが典型的な一日の過ごし方だったそうです。

    もっとも、今後は転職活動のためにLinkedInを見る時間がもっと増えるかもしれませんけどね。

    Verizon via The Inquirer

    Rumi(Jamie Condliffe 米版