給油するときガソリンが満タンになるとビビンって勝手に止まりますよね。ガソリン溢れなくて大助かりなんですが、あれってどういう仕組みで動いてるんざましょ??
ディスカバリーチャンネル傘下「HowStuffWorks」シニアライターで「Stuff You
Should Know」司会者のジョッシュ・クラーク(Josh Clark)さんがYouTube人気チャンネルBrainStuffの動画でお答えします。
[動画の訳]
あれ、実はすごく複雑なんだ。「ベンチュリ効果(Venturi Effect)」って聞いたことあるかい?
チューブを1本持って、真ん中をつまんで、中に流動体を吹き込むと…
―因みにこの流動体っていうのは気体でも液体でもいい、水である必要はない―
…つまんだところを通り抜けると、急にスピードがあがる。狭いところに押し込まれてね。
するとチューブの反対側の流速の上がった部分の圧力は、むしろ下がるんだ。これがベンチュリ効果。覚えておいてね。
さて、ガソリンのノズルを見ると、先っぽの方にちっこい穴がある。この穴がチューブに繋がってて、ずっと奥のところで空気ルームに通じてるんだ。つまりノズルにはガソリンの通り道とは別に空気の通り道(センサ)があるのね。
で、ガソリンを注入すると、ノズルは根本のここ(下図の黒い矢印)の圧力が低くなるので、空気は根本に吸い込まれていって、空気ルームにどんどん溜まる。
でもガソリンが満タンになると、空気センサ…つまり空気のパイプからガソリンが汲み上がっていくよね。
で、ガソリンの方が空気よりずっと密度は高いから、根本の空気の通り道の圧力が急に変わって、空気ルームから空気が吸い上げられていって小さくなって…ガシャン。自動停止装置が発動するのさ。
いやマジでガソリン入れるたびにノズルの中で毎回これが起こって、それで自動で止まってるんだよ。複雑だけど、魔法じゃない。
[YouTube]
satomi(JAMIE CONDLIFFE/米版)