オンラインの画像保管サービス「Flickr」と、カメラ付き携帯電話を組み合わせると、自分の記憶をオンラインで保存できるようになる。
【この記事は、2006年4月7日付で米ブログメディア「Lifehacker」に掲載された記事を翻訳したものです。】
最初のデジタルカメラを購入してしばらく経ったころから、もうこれ以上、自分が撮る写真の枚数が増えることはないだろうと思っていた。だがその後、カメラ付き携帯電話を購入。常に持ち歩くこの小さなカメラによって、何かを記憶する(または忘れる)筆者の習慣は劇的に変わった。写真共有サービスのFlickrと併用することで、どこにいても、デジタル写真で自分の記憶を保存しておくことができる。今回は、カメラ付きケータイ(あるいは正真正銘のデジカメ)とFlickrを組み合わせ、写真で記憶を残す方法を紹介する。
あまり知られていないことだが、Flickrには、電子メールで写真をアップロードする際に使える高度な設定が幾つかある。tags: x "y z"というフォーマットを、メールのサブジェクトに、あるいはメッセージ本文の新しい行として打ち込むことで、写真にタグを付けることができる。また、Flickrから提供されたアップロード用のシークレットメールアドレスに+privateまたは+ffと加えることで、その写真が自分だけのプライベートなものか、友人や家族にも公開するかを決めることができる。
例えば、Fry'sで、あるHDDに目が留まったとする。だが家に帰ってからネットでその製品についてもう少し調査がしたい。こういうとき、筆者はFlickrのアップロード用メールアドレスに宛てて、携帯電話で以下のような写真付きの新規メッセージを作る。
To: foo10bar+private@photos.flickr.com
Subject: Seagate 300GB tags: "to research" frys "to do"
Body: [Photo attachment]
300GB, 7200RPM, USB 2.0, but a bit expensive?
アドレスに+private(「自分だけが閲覧可能な写真」の印)を追加したのは、退屈で私的な自分の消費活動を友人に知られたくないためだ。また、写真に「to do」「to research」「frys」というタグを付けたのは、帰宅後に、このHDDについてさらに調査しようとしていたこと、どこで製品を見つけたかを思い出すため。Flickrアカウントでメールを使ってアップロードする設定についてはこちらでも詳しく解説している。
外出先でささっとタグやプライバシーを設定できるようになったら、次は外出先から携帯電話を使ってパーソナル写真データベースを作る方法にトライしよう。
本稿筆者ジーナ・トラパーニはLifehackerのエディター。Flickrでは友人にできるだけ退屈な写真は見せまいと心に決めている。Lifehacker上で毎週水曜と金曜にGeek to Liveコラム(RSS)を連載中。
この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。