Webページを印刷すると、端っこが切れたりして上手に印刷できないケースが少なくない。そんな時は“見たまま”を印刷できる「WebPrintBrowser」を使ってみよう。
仕事でWebページを印刷するシーンは意外と多い。ニュースサイトやブラウザベースのグループウェアをきれいに印刷できると、インターネットに接続できない場所でも情報を確認できて便利だ。
とはいえ、ブラウザから印刷すると、画面の端が切れたりして上手に印刷できないことが結構ある。サイトのデザインにもよるが、どうにかならないものだろうか――。と、お困りの諸兄は、“見たまま”を印刷できる「WebPrintBrowser」を使ってみるといいだろう。
WebPrintBrowserは、Internet Explorerのコンポーネントを利用した印刷用Webブラウザで、ブラウザに表示したWebサイトをそのまま印刷できるのが特徴だ。たとえば、ブラウザの表示部分よりも広く横幅を指定しているページであっても、表示している部分だけを印刷する。WebPrintBrowserの幅をうまく調整すれば、自分の好きな部分だけを印刷できるというわけだ。
用紙いっぱいに印刷する場合は「引伸印刷」ボタンを、画面の縦横比を維持して印刷する場合は「比率維持印刷」ボタンを押す。「↓」「↑」ボタンで印刷するページ単位でスクロールできる仕組みだ。ただし、ブラウザ画面よりも大きいページを一度に印刷することはできない。
基本的にはWebブラウザなので、印刷したいWebページのURLを「URLテキストボックス」に入力する必要があるが、起動時にクリップボードを自動検知するのであらかじめURLをコピーしておけばURLを入力しなくともアクセスできるのは便利だ。また、URLテキストボックスに任意のテキストを打ち込めば、Google検索も利用できる。
作者のenduro氏によれば、「FinePrintという割り付け印刷ソフトを使用すれば、より便利に利用できる」とのこと。現在でもそれなりに便利だが、これからも機能強化を図るとのことなので今後にも期待したいソフトだ。
ソフト名 | WebPrintBrowser |
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対応OS | Windows 2000/XP ※.NET Framework 2.0が必要 |
利用料 | 無料 |
作者 | enduro氏 |
ダウンロードページ | http://www.vector.co.jp/soft/winnt/writing/se400450.html |
製品情報 | http://blogs.yahoo.co.jp/live_enduro/folder/1368588.html |
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