「これって何センチ?」と疑問がわいたときに、コインやお札を使えば正確なサイズを測ることができる。
「これって何センチ?」と、現物を前にして悩むシーンは案外多い。学生時代の机なら定規の1つくらい置いてあったものだが、ビジネスパーソンでも意外と常備していないのが定規だ。では、身の回りにあるもので、簡単にサイズを測ることはできないだろうか。
もっとも簡単なのがコインだ。1円玉の直径は、実はちょうど2センチ。複数ならべてあげれは“偶数センチ”の長さは測れる。書籍などの発送にしばしば使われるヤマト運輸のメール便は、厚みが2センチまでなので、1円玉で計ってあげると便利だ。
さらに小さいものを計るには、5円玉を使う。5円玉に空いている穴は直径5ミリ。複数ならべて──というわけにはいかないが、実際のものを通して、5ミリ以下かどうかは計ることができる。
紙幣も使ってみよう。ポピュラーな紙幣である千円札は長いほうの辺がちょうど15センチだ。2枚つなげれば30センチ、6枚つなげれば90センチ。和室に敷く畳のサイズは、基本的には短いほうが910ミリ(3尺)なので、マンションの下見に行って、「畳がなんか小さいなぁ」と思ったら千円札を6枚並べてみればだいたいのサイズが分かる。
一方で、1万円札は長い辺がちょうど16センチ。つまり千円札と1万円札を組み合わせると、1センチを計ることができる。さらに、1万円札だけ25枚ならべるとちょうど4メートルだ。
ちなみに概算ではあるが、1万円札で作った100万円の札束はほぼ1センチの厚みだそうだ。お金持ちの方は試してみるのもいいのではないか。
コインや紙幣よりも怪しさを感じさせないのが、普通のコピー用紙を使う方法。A4判の用紙は、210×297ミリなので、「だいたい20センチ」「だいたい30センチ」を知る目安になる。また、B4判の紙は257×364ミリなので、2枚並べればだいたい50センチ、4枚並べればだいたい1メートルを計ることができる。
製品名 | 日本銀行券、補助硬貨 |
---|---|
発売元 | 日本銀行、日本政府 |
実売価格 | 1円、5円、千円、1万円 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.