Webページを上から下まで丸ごとキャプチャして、簡単に加工して、さらにFlickrなどにもアップロード。picnikを使えば、データをダウンロードすることなく、こんなことが可能になる。
Webページをキャプチャしたいというニーズに応えるソフトはいろいろあるが、今回はWebブラウザが今開いているページを丸ごとキャプチャして、それをWeb上でトリミングしたり修正したり加工して、さらにFlickrやPicasa Web Albumなどにアップロードしたりメールで送信できたりするサービスを紹介する。
この「picnik」というサービスは、基本的にはWeb上で動くPhotoshopのような画像処理アプリケーションだ。PC内にある画像やWeb上の画像を取り込んで、処理が行える。面白いのは、Firefox用の拡張機能が用意されていること。この拡張をインストールすると、
を撮って、picnik上に取り込むことができる。
Firefoxだけでなく、IE用の拡張機能やBookmarkletも用意されており、これらを使えばWebページ内の画像をpicnikに取り込むことができる。picnik内でWebページのURLを指定して、そのページの画像を一括して取り込むことも可能だ。
こうして取り込んだ画像をFlickrなどにアップできる。ブログなどでWebアプリケーションなどを紹介する際に、特に便利な機能だろう。
画像を取り込んだら、ちょっとした加工はWeb上で済ませてしまおう。可能な加工は下記の通りだ。
感心するのはUIの作り込み。例えば回転するときは、角度指定だけでなく、“このラインが垂直(水平)になるよう回転”させることもできる。つまり、水平線をなぞれば、自動的にその線が水平になるよう回転してくれるのだ。
切り抜く作業も、どこを切り抜くかマウスで移動でき、切り抜く大きさも自由に指定できる。いろいろなサービス──FlickrのBuddyIconとかGoogle Talkのアイコン、YouTubeのサムネイルサイズ──などがプリセットされているのも便利だ。この写真から縦横4対3のアイコンを作りたい、なんてときは下手なレタッチソフトよりも簡単だったりもする。
画像加工のほかに、エフェクトも用意されている。
加工した画像は、オンライン画像サービスであるFlickrや、Picasa Web Albums、Facebookに直接アップロードしたり(ただしpicnikからはキャプションやタグに日本語を入力できない)、画像をメールに添付して送ったり、もちろん自分のPCにダウンロードして保存することも可能だ。
例えばBlogなどに画像のキャプチャを載せたい場合などは、ローカルPCにダウンロードして加工してアップロードして……とやるよりも、Web上で完結させてしまうのもいい。ちなみに、マウスのスクロールホイールをグリグリすると、画像の表示サイズが変わり、自由にズームイン、ズームアウトできるのが筆者のお気に入りだ。
サービス名 | できること | 価格 |
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picnik+Firefox用拡張機能 | Webから画像をキャプチャして加工 | 無料 |
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