電子書籍／電子出版の今を知る、今が分かる

今年最も売れた電子書籍は？ブックリスタ年間ランキング 2011 発表

ブックリスタは、Reader Store、LISMO Book Store、Raboo、紀伊國屋書店 BookWebPlusでの売り上げをベースとした電子書籍年間ランキングを発表した。今年最も売れた電子書籍作品は？

» 2011年12月16日 15時49分公開

[前島梓，ITmedia]

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

　電子書籍共通配信プラットフォーム提供会社のブックリスタは12月16日、「ブックリスタ年間ランキング 2011」を発表した。

　同ランキングは、同社がプラットフォーム提供している4つの電子書籍ストア――「Reader Store」「LISMO Book Store」「Raboo」「紀伊國屋書店 BookWebPlus」――の売り上げをベースに集計したもの。集計期間は2010年12月10日から2011年11月30日）

　総合・文芸・コミックの3部門で50位まで発表されている同ランキング。『プリンセス・トヨトミ』は総合・文芸 2 部門を制覇、コミック部門は『モテキ（1）』が制し、3部門すべてで映画化された作品が首位となった。なお、コミック部門は20位まで講談社作品で占められている。

　また、故スティーブ・ジョブズの公式評伝『スティーブ・ジョブズI』（講談社）は、10月24日の発売にもかかわらず総合ランキング9位を獲得している。

順位	タイトル（作者名／出版社）
1位	プリンセス・トヨトミ（万城目学／文藝春秋）
2位	悪人（吉田修一／朝日新聞出版）
3位	探偵はバーにいる（東直己／早川書房）
4位	のぼうの城上（和田竜／小学館）
5位	神様のカルテ（夏川草介／小学館）
6位	のぼうの城下（和田竜／小学館）
7位	anego（林真理子／小学館）
8位	阪急電車（有川浩／幻冬舎）
9位	スティーブ・ジョブズ I（ウォルター・アイザックソン、井口耕二／講談社）
10位	これからの「正義」の話をしよう（マイケル・サンデル、鬼澤忍／早川書房）

米Amazonの2011年電子書籍販売ランキング、トップ10作品のうち3作品は個人作家
米Amazon.comの2011年電子書籍売り上げランキングトップ10は、1位2位を含む3作品が個人作家によるものだった。
TSUTAYAで今年一番売れた書籍は？
カルチュア・コンビニエンス・クラブは、TSUTAYA全店舗の販売・レンタルを集計した「2011年TSUTAYA年間ランキング」を発表した。
「ダ・ヴィンチ Book of the Year 2011」発表総合1位は『県庁おもてなし課』
「ダ・ヴィンチ」が毎年実施している「Book of the Year」の結果が発表された。本好きが選んだ今年の良書はこれだ。
2011年eBook USER記事アクセスランキング大発表
2011年も残すところあと数日。ということで、2011年にeBook USERで最も読まれた記事のTop10をお届けします。えっ？　この記事が……。