斉藤のり子――エビちゃんOL（自称）の華麗な開発生活：New Generation Chronicle（1/5 ページ）

少し前では76世代、そして最近では81世代のような言葉で表現されるような、次代を担う開発者たちも確実に登場している現代。彼らはどんな感覚を持っているのか。100の質問を通して新世代の開発者に迫る。

ガム、コーヒー、音楽は3種の神器

「うわさメーカー」「IJIRY」「3lines.info」。いずれもWebサービスとして今年登場したものだが、実はこれ、すべて1人の女性――斉藤のり子さん――が開発にかかわっている。こちらでも取り上げられたが、プログラマーには珍しい（今後はそうした時代でもなくなるだろうが）女性であったこと、周りの友人（例えばけんすう氏やひろゆき氏）からおもしろいと評される持ち前の性格などもあり、気がつくと周りには同年代の優れた開発者が多くいたと彼女は話す。記念すべき第1回は、彼女からスタートすることにしよう。

Q1　お名前、年齢は？

斉藤のり子、20代です。

Q2　ネット上ではどんな名前で通していますか？　その由来は？

割とdropdbを使うことが多いです。Postgresqlからきています。

Q3　こんなあだ名で呼ばれてみたい（ex.哭きの竜）というものはありますか？

牧場の斉藤とかでいいんじゃないですかね。牧場物語が大好きなので。

Q4　座右の銘は何ですか？

継続は力なり

Q5　現在、ブラウザ、メーラー、テキストエディタはそれぞれどんなものを使っていますか（もし、Firefoxをお使いなら、アドインも）？

それぞれSleipnir、Gmail、Vimですね。プラグインをあれこれいれなくても最初からある程度使え、かつカスタマイズも容易に行えるSleipnirを愛用しています。

Q6　開発環境はどんなものを使っていますか？

PHPをゴリゴリ書いていたときは、エディタでコード書く→FTPでアップ→動作確認という原始的な作業のループでした。統合開発環境そろそろ使わないと……。

Q7　開発の3種の神器を挙げるとしたら何ですか？

開発ツールにはこだわりがないのですが、ガム、コーヒー、音楽がないと開発に取り掛かれません。

Q8　今の自分が形成される上で最も影響があったと思う出来事は？

10代のころに携帯電話でパケ死（死語？）したこと。もともと「PCなんてオタクが触るものだろ？」と失礼な偏見を持っていたのですが、PCを使えば定額でネットがし放題だと分かってPCを触るきっかけに。PCと出会ってなければWeb業界にいなかったと思います。

Q9　はじめてPCに触れたのはいつごろですか？　また、そのときのマシンは何でしたか？

2000年ごろに自宅にあったWindows Meマシンに触れたのが最初でした。

人の噂がどういう風に変化していくかをシミュレートできる「うわさメーカー」

Q10　最初に触れた言語は？

PHP＋Smarty＋Postgresqlの組み合わせですね。

Q11　一番最初に作成したプログラムはどんなものでしたか？

モバイルサイトで特定の時間にアクセスするとコメントを表示するもの。

Q12　最近メインで使っている言語は？　なぜその言語に引かれたのですか？

PHPですね。仕事で覚えてからなんとなく使っている感じです。

Q13　自分が世に送り出したコードで、自信作があれば教えてください。

いつかそんなコードを書いてみたいです。

Q14　自分のコーディングにクセやこだわりはありますか？

変数名やclassなどを適当なものにしがちなところでしょうか……。

Q15　理解するのに苦労したコンピュータ関連のトピックは？

goto文の存在。そもそも構造化プログラミング言語でgoto文は（以下略）。

Q16　これを読んでおくと幸せになれるという開発者必携の一冊を教えてください（複数も可）

まだそういう一冊に出会えていないので、周囲の人がしきりに勧めてくる『ハッカーと画家』を読んでみたいです。

名著として知られる「ハッカーと画家」。訳者はSchemeの処理系、Gaucheを開発する川合史朗氏

Q17　ここは毎日ウオッチしている、というサイトはありますか？

IT戦記

Q18　開発系の雑誌で購読してるものはありますか？

WEB+DB PRESSですね。ただ、興味のある内容が掲載されている場合のみですけど。

Q19　あなたが考える理想のソフトウェア開発プロセスは？

大勢でやるより1〜2人でアイデアがひらめいたら作る！　というのが理想。ペアプログラミング！

Q20　Web2.0という言葉をどう定義していますか？

笑いを取るときに使う言葉とか？　深く考えたことはないです。