Nokiaは、2月24日(現地時間)に発表した「Nokia X」「Nokia X+」「Nokia XL」の実機をMobile World Congress 2014のNokiaブースで“多数”展示していた。いずれも量産試作機の完成度で、用意した展示機材を来場者は自由に体験できた。ここでは、すでに紹介している3モデルのスペックをまとめながら、画像を中心に紹介していこう。
まず、3モデル共通の仕様として、OSはAndroid 4.1をベースにしたNokiaオリジナルで、Google Playは利用できず、標準で導入しているアプリ以外は、Nokiaが用意する独自のアプリストアから選んで利用することになる。
内部のハードウェア構成は、モバイルプロセッサーがQualcommのデュアルコアタイプでSnapdragon S4シリーズの「MSM8225」。動作クロックは1GHzになる。通信方式はESGMとWCDMAを利用できるが、4G LTEには対応しない。ディスプレイのサイズはX、X+とXLで異なるが解像度は480×800ピクセルと共通だ。ストレージとして使うフラッシュROMの容量もすべて32Gバイトだ。
実売予想価格は、Nokia Xが89ユーロ、Nokia X+が99ユーロ、Nokia XLが109ユーロの見込みだ。
Nokia Xは、4インチディスプレイを採用するモデルだ。本体サイズは63(幅)×115.5(高さ)×10.4(厚さ)ミリで、重さは約128.66グラムになる。この重さのボディでバッテリー容量は1500mAh。バッテリー駆動時間は連続待受で408時間、連続通話が10時間30分(3G)、音楽連続再生は26時間という。Nokia Xはシステムメモリの容量が512Mバイト。Nokia X+は768Mバイトと多く、さらに、microSDスロットには標準状態で4Gバイトのカードを組み込んでいる。
ホーム画面のデザインはスクエアのタイルが並んでいて、その配置もタップ アンド フリップでカスタマイズでき、かつ、導入しているアプリにGoogleサービス関連がないので、Windows Phoneを連想するが、あくまでもAndroidベースのOSだ。スクロールはスムーズでアプリを選択したときの起動も速い。カメラアプリもシャッターと撮影までの挙動でタイムラグはなくストレスなく使える。ただし、アプリからホーム画面に戻る操作で1秒程度の待ち時間が入る。
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