KDDIは9月12日、9月19日に発売される「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」に関するネットワーク対応や各種キャンペーンについての発表会を開催。KDDI代表取締役執行役員専務石川雄三氏が詳細を説明した。
なお、KDDIはiPhone 6とiPhone 6 Plusの機種代金について既に案内している。
石川氏は、NTTドコモやソフトバンクモバイルに対してKDDIが持つ強みとして、ネットワークの「速さ・広さ・つながりやすさ」を主張した。au版のiPhone 6とiPhone 6 Plusは、2.5GHz帯のWiMAX2+、2.1GHz帯と800MHz帯を束ねたキャリアアグリゲーション(CA)、800MHz帯のプラチナバンドにそれぞれ対応する。
また、「下り最大150MbpsのFDD-LTE、下り最大110MbpsのTDD-LTEの両方に対応するのはauのみ」と、ネットワークの優位性を語った。150Mbpsの基地局数は2014年9月10日時点で1万局を突破し、海外のLTEローミングも「渡航者の約8割をカバー」(石川氏)、LTE通信を維持し続ける「LTE維持率」という指標でも99.5%と高い数値だと石川氏は胸を張る。
「auスマートパス」ユーザー向けに提供している各種サービスもiPhone 6とiPhone 6 Plus向けに提供する。それぞれ、自宅に訪問して初期設定やスマホの使い方を専門スタッフが教えてくれる「スマホ訪問サポート」(有料)、Apple Care+(有料)に加入すると、2年間で2回まで実質0円でスマホを修理できる「iPhone修理代金サポート」、auスマートサポートを最大6カ月利用できるチケットを購入できる「auスマートサポート ご利用チケット」(有料)などだ。
auの新料金プラン「カケホとデジラ」は、データ定額料金が、2Gバイト/3Gバイト/5Gバイト/8Gバイト(2014年10月1日より提供)/10Gバイト/13Gバイト/15〜30Gバイトと7種類から選べるのが特徴。auは旧料金プランも引き続き受け付けており、「通話をあまりしない人もいる。auは選べる料金プランを提供する」と石川氏は説明した。
また、iPhoneユーザーが「データ定額2/3/5/8/10/13」に申し込むと、最大13カ月データ容量1Gバイト/月がプレゼントされる「iPhoneデータ増量キャンペーン」も継続する。そのほか、iPhone 6、iPhone 6 Plus、「TORQUE G01」「HTC J butterfly HTL23」にMNPしたユーザーを対象に、au WALLETに1万円をチャージする「auにかえる割 Plus」を9月16日〜11月30日に行う。ただし、電話カケ放題プランとデータ定額2/3/5/8/10/13に加入する必要がある。
KDDIは、9月19日以降にiPhone 4Sの下取り価格を1万円相当(WALLETポイント1万ポイント分)、iPhone 5の下取り価格を5000円相当(5000ポイント分)値上げする。また、同日にiPhone 5sとiPhone 5cの下取りも開始する。iPhone 5sの16Gバイトで2万4000円相当、32Gバイトで2万5000円相当、64Gバイトで2万6000円相当、iPhone 5cの16Gバイトで1万7000円相当、32Gバイトで1万8000円相当となっている。
iPhone 6発売に合わせて、auショップで専用端末にau WALLETカードをかざした際、3000ポイントが当たると6倍の1万8000ポイントがプレゼントされるキャンペーンを9月12日から11月30日まで開催する。
石川氏は、新型iPhone発売について「客観的な評価からすればiPhone 6 PlusよりiPhone 6が売れるだろう。例年お客様をお待たせしているので、Appleにも早く、たくさん端末を送ってくれとお願いしている。キャッシュバックはなるべくやりたくないが、他社の動きになどによる」とコメント。音声通話については、「VoLTEの準備は整っているので、なるべく早い時期に対応する。また、ドコモに負けている音声品質についても改善していく」と話した。
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