アップルコンピュータは2月3日、先日発表した新PowerBook G4の製品説明会を開催。同社プロダクトマーケティング担当の福島哲氏が、PowerBook G4について、デモを交えながら説明を行った。
PowerBook G4のポイントは、モバイル向け機能として、2本指を使ってスクロールするトラックパッドと、落下時にHDDのヘッドを回避させる緊急モーションセンターを搭載したこと。
新機能のスクロールパッドは、2本の指がパッドに触れるとスクロールモードとして動作するしくみ。従来からある、トラックパッドの周辺を縦または横になぞることでスクロールする技術とは違い、同機能ではパッドのどの場所でも可能で、また縦、横、斜め、回転など、さまざまな動きに対応する。
PowerBookに搭載されているOSは同機能に対応したMac OS X 10.3.7で、トラックパッドデバイスも新しいものを採用している。
緊急モーションセンターは、内蔵された3次元加速度センサーにより、PowerBookを落としてしまった場合などに、HDDのヘッドを自動的に退避させ、データ損傷を最小限に抑えるという技術。福島氏は「膝の上からなど、何度も落下テストを行ったが、誤動作も少なく(人間が受ける)ストレスもない」と語った。
さらに、従来より3倍高速のBluetooth 2.0や約10倍明るくなったバックライトキーボードも搭載。ただし「現時点ではBluetooth 2.0をサポートしている機種はまだない」(福島氏)とのことだ。
なお、12インチおよび15インチモデルは2月1日より発売中で、17インチモデルは2月上旬より出荷が開始される。12インチDVDコンボドライブ(M9690J/A)は17万8290円、同スーパードライブ(M9691J/A)は19万9290円。15インチDVDコンボドライブ(M9676J/A)は23万790円、同スーパードライブ(M9677JJ/A)は27万2790円、17インチスーパードライブ(M9689JJ/A)は31万4790円。
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