マウスコンピューターの「NEXTGEAR-NOTE i970」シリーズは、同社のゲーミングブランド「G-Tune」を冠したノートPCの中でもハイエンドに位置するモデルだ。特に今回紹介する「NEXTGEAR-NOTE i970GA1」は、モバイル向け第3世代Coreプロセッサー(開発コード名:Ivy Bridge)で最上位の「Core i7-3920XM Extreme Edition」を搭載し、外付けグラフィックスにNVIDIAの最新GPU「GeForce GTX 680M」を採用する。これは現時点のノートPCでは最強の組み合わせといっていい。
17.3型フルHD液晶ディスプレイを搭載するボディは、従来機「NEXTGEAR-NOTE i960」シリーズを引き継ぐ。直線を基調としたシルエットとブラックのカラーリングは、いかにもゲーミングノートPCらしい“尖った”デザインだが、天面とパームレストのアルミヘアラインや、イルミネーション機能を持つキーボードバックライトがアクセントになって、高級感もあわせ持つ。
そのほかの特徴やインタフェース回りも基本的には従来機をほぼ踏襲しており、NEXTGEAR-NOTE i960とNEXTGEAR-NOTE i970の違いは、外付けグラフィックスを「GeForce GTX 675M」(グラフィックスメモリ2Gバイト)から「GeForce GTX 680M」(グラフィックスメモリ4Gバイト)に強化した点のみ。このため、液晶ディスプレイの品質やキーボードなどの細かい使用感は以前掲載したレビュー(参考:モンスターマシンがIvy Bridgeでさらにパワフル――「G-Tune NEXTGEAR i960」)に譲り、ここではグラフィックスパフォーマンスがどれだけ向上したかを見ていこう。
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