中小規模ビジネス向けのPCに求められるポイントは何か。それは初期コストと性能、そしてサポート体制のバランスがとれていることだ。中小規模ビジネスPCのニーズを熟知したエプソンダイレクトが投入する、2012年ビジネスPCの決定版はコレだ。
豊富なBTO(Built to Order)メニューが魅力の個人向けPCはもちろん、手厚いサポートが受けられるビジネス向けPCまで幅広くユーザーニーズに沿うラインアップを展開するエプソンダイレクト。中でも2011年6月に投入した「Endeavor Sシリーズ」は低価格とPCパフォーマンス、そして国内企業におけるビジネスPCのニーズを熟知した同社ならではのサポート体制を両立させた構成で、個人事業主や中小規模事法人を中心に高い評価を得ている注目のシリーズである。
Endeavor Sシリーズは、保証やサービス面を中小規模のビジネスシーンに沿う内容とし、かつ主力・売れ筋の構成にBTOメニューをあえて絞ることで本体の価格を抑えたラインアップとなっている。
フルBTOに対応するEndeavorシリーズと比べ、標準保守サービスを中小規模ビジネスシーンのニーズに沿った1年間無償保証/1年間部品保証となる代わりに、Endeavorシリーズにはない3年間安心サービスセット(3年間お預かり保証+3年間安心プラス保証)をオプションで選択できること。そして法人向けにPCの各種設定をあらかじめ完了した状態で納品する「キッティングBTO」サービスに対応しない点が異なり、その分初期コストを低く抑えられる内容となっている。もちろん「1日修理」や「全製品2日配達保証」といった、エプソンダイレクトならではのサポート体制や納期に変わりはない。
Endeavor Sシリーズ | Endeavorシリーズ | |
---|---|---|
主な特徴 | 初期導入コスト削減 | フルBTO対応 |
主な想定ユーザー | ・一般業務ならパッケージ化したモデルでよい ・主要パーツの選択ができれば十分 ・サービスは一般レベルでよいので、その代わりに初期導入コストを抑えたい とする個人、個人事業主、小規模法人 |
・業務や趣味など、目的に適した構成とするため、幅広いBTOメニューから細かなスペックまで指定したい ・法人でまとまった台数を購入する ・TCO削減のため、初期設定などは済ませた状態で納品してほしい。不具合発生時も定額保守メニューを活用することで予算化したい とする法人、ハイクラス志向の個人など |
標準保証 | 1年間無償保証(1年間お預かり修理)+1年間部品保証 | 1年間無償保証(1年間お預かり修理)+3年間部品保証 |
定額保守メニュー | 3年間安心サービスセット(3年間お預かり修理+3年間安心プラス保証)を契約可能 | 2〜5年でお預かり/訪問修理、1〜3年で安心プラス保証を契約可能 |
キッティングBTO(※) | 非対応 | 対応 |
(※20台以上導入時に初期設定などを代行する法人層向けサービス) | ||
今回はその主力モデル「Endeavor Sシリーズ NY3300S」(以下、NY3300S)を検証しよう。NY3300Sは、Endeavor Sシリーズの中でも15.6型ワイドの液晶ディスプレイを搭載する標準サイズのノートPCである。
デザインもオフィスに溶け込むプレーンな形状で、グレーとブラックの落ち着いたカラーリングを採用する。パームレストにサラサラした感触の塗装が施されており、皮脂付着や手汗の不快感が抑えられる工夫もある。まさに質実剛健といった印象を受ける。
ラインアップは、CPUとHDD容量が異なる2つのモデルを用意する。「バリューモデル」は、インターネットやメール、オフィスアプリケーションなど標準的なビジネスPCとして利用できる仕様で、CPUはCeleron B815、HDD容量は250Gバイトとなる。もう一方の「スタンダードモデル」は動画や写真の編集といったクリエイティブ系の業務にも適する仕様で、CPUはCore i5-3210MかCore i7-3612QMから選択、ストレージは500GバイトHDDを搭載する。グラフィックス機能はCPUが統合するIntel HD Graphics(スタンダードモデルはIntel HD Graphics 4000)を用いる。
それ以外の仕様はどちらも共通だ。メインメモリは4Gバイト(PC3-12800対応の4GバイトDDR3 SDRAM×1、ただし、バリューモデルはPC3-10600動作)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ、ネットワーク機能は1000BASE-Tの有線LANとIEEE802.11b/g/n対応の無線LANを備える。
インタフェースには、会議などで使用するアナログRGB出力とHDMI出力といった外部ディスプレイ出力端子、さらに外付けHDDなどを接続して高速でデータを転送できるUSB 3.0などもしっかり搭載している。
バッテリー動作時間はバリューモデルが約6.1時間、スタンダードモデルが約6.2時間となる。本機は積極的にモバイル環境で使うPCではないが、ビジネスシーンでは会議で持ち出すだろうし、時には出張で持ち出すこともあるだろう。こういったシーンや、節電を意識したピークシフト動作させたい場合にも有効である。
OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)となる。Professionlエディションではないのは、本機が小規模ビジネスシーン向けという位置付けにて、初期コストを考慮した構成のためと思われる。ちなみに2012年10月にはWindowsの次期バージョンであるWindows 8も登場する。本機は「Windows 8優待購入プログラム」の対象モデルで、2013年1月31日までの期間中に購入すると、マイクロソフトよりWindows 8 Proアップグレード版を1200円の優待価格で購入できる特典があるのは見逃せない。
こちら、Professionalエディションがほしい場合は、Windows標準機能のWindows Anytime UpgradeでHome PremiumからProfessionalにオンラインアップグレードする手段もあるのだが、早急に必要でないならばWindows 8の登場とともに、Windows 8優待購入プログラムでProエディションへ安価にアップグレードできてしまう。また、安価にアップグレード権を確保しつつ、場合によってWindows 7のまま使い続ける選択としてもいい。どちらにせよ、いま購入してしまうのはかなりお得だと思う。
さて、NY3300Sの価格はバリューモデルが4万3980円、スタンダードモデルが5万6980円からとなる。本機はインテル最新の第3世代Coreプロセッサーファミリーとチップセットを採用した最新モデル。基本的にパフォーマンスの心配はほぼ不要であり、さらに国内PCメーカーであるエプソンダイレクトならではの安心保守サービスも付属することを考慮すると、とても破格ではないだろうか。
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年9月3日
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