Core m搭載のハイスペックタブレット「HUAWEI MateBook」を古田雄介&アキバ取材班に放り込むとどんな化学反応が起こるのか、ある秋の日に試してみた。(提供:ファーウェイ・ジャパン)
アキバ取材の前日、ファーウェイのタブレット「HUAWEI MateBook」(以下、MateBook)一式が仕事場に到着した。ひと通り中身を確認して、明日に備えたセットアップや充電に入る。
本体は側面の端子を極力省き、背面をメタリックなプレートのみで仕上げたシンプルな作りで、6.9mmの薄さを実現しているところに、いかにも“最先端のタブレット”という趣がある。12型の画面サイズは大きめだが、ベゼルが細いため実物のサイズ感はそれほどでもない。重量も約640gとまずまず軽く、スマートフォンメーカー大手の本気度を感じさせるデザインだ。
しかし、中身はWindows 10で、パワフルな第6世代のCore mと、4GBまたは8GBメモリ、128/256/512GB SSDを搭載するなど、ビジネスノートPCとしても通用するスペックになっている。画面解像度が2160×1440ピクセルと、アスペクト比3:2の液晶ディスプレイもビジネスノート的だ。
感覚的には大画面タブレットにビジネスノートが入ったようなものか。別売オプションのキーボードカバー「ポートフォリオキーボード」を組み合わせれば、2 in 1ノートのように使えるが、ハードウェアの自己主張をみるに、パソコン寄りの2 in 1ではなく、タブレット寄りの2 in 1として使うほうが正解のように思う。
あくまで本業はタブレット。そのうえでノートPC的なこともできる。そういうつもりで取材にのぞもう。
明けて金曜日の正午、MateBookを持って秋葉原に降り立った。普段はモバイルノートPCとICレコーダー、メモ帳、デジカメが常備アイテムだが、この日は思い切ってMatebookとデジカメのみで回ることにした。ポートフォリオキーボードをカバーとして装着し、胸ポケットにデジタイザペン「MatePen」(別売)をイン。
取材するのにベストの時間帯は、各ショップの週末特価情報が出そろい、かつ、帰宅ラッシュで店内の混み具合がピークに達しないころ、すなわち昼過ぎから夕方までとなる。しかし、慣れない道具を使うため少しだけ早めにスタートした。中央通りから1本入った通りの雑踏を交わしながらPCパーツショップを目指す。
カバンの中にはMateBookとデジカメのみ。いつも入っている1.4kgのモバイルノートやICレコーダー、それにペンとメモ帳がないので、トータルで1kg弱軽くなっている。これまで重さに不満はなかったので、恩恵を感じるほどではないものの、軽いに越したことはない。
店舗取材中。普段はデジカメ片手に、ICレコーダーとメモ帳を持ち替えたりしているが、それらの機能をMateBookに集約。さすがに普段より重くて存在感はあったが、店員さんの話に集中しながら店内のトピックスを探るいつもの感じで集中できた。
おそらく、MatePenが普通のペンとして機能していたのが大きい。2048段階の筆圧対応はもちろん、本体の処理が遅延するもなく、ペン先と画面の線の表出にラグを感じない。紙の手帳でやっていた走り書きがそのままの速度と雑さでやれるというのは、ビジネス用のタブレットで重要な要素だと思う。
もしも本体に背面カメラを内蔵していれば、デジカメの代わりもできたかもしれないが、さすがにそこは不要。片手で操作できるコンパクトな専用機のほうが小回りが効いて、さっとメモ撮りできるし、レンズも大きい。取材中は写真以外のメモの道具として活躍してくれれば十分だ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月10日