2018年にAppleから新しく発売された「11型iPad Pro」と「12.9型iPad Pro(第3世代)」に、キーボードとカバーが一体となった「Smart Keyboard Folio」というオプション製品が加わった。従来の「Smart Keyboard」と違い、iPad Proの背面までカバーする他、iPad Pro本体を立てかける構造も変更された。
文字入力の機会が多いiPad Proユーザーにとって非常に魅力的な本製品だが、価格が11型で税込2万1384円、12.9型だと同2万4624円と高価であること、対応機種がそれぞれサイズの合致するiPad Proの最新モデルのみという完全な専用品(Smart Keyboardは10.5型と第2世代12.9型で共用できた)であることから、気軽に購入できないのも事実だ。11型と12.9型、使い勝手のレベルで両モデルにどのような違いがあるのか、気になる人も多いだろう。
今回、このSmart Keyboard Folioの両モデルを借用することができたので、2週間程度使い込んだ上でのレビューをお届けする。キータッチなどキーボードそのものの評価に加えて、このSmart Keyboard Folioによるテキスト入力の機会が多い場合、11型と12.9型、どちらのiPad Proを買うべきかといった点にまで踏み込んでチェックする。
特に言及がない限り、以下の文中では11型iPadと第3世代12.9型iPad Proをまとめて「新型iPad Pro」と呼称している。まずは11型iPad ProとSmart Keyboard Folioの組み合わせを見ていくが、12.9型も構造は共通だ。
次のページでは、12.9型と11型の両モデルに共通する仕様を確認する。
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