Google創業者のひとり、セルゲイ・ブリンを輩出したことでも知られるメリーランド大学で、社会学を研究しているJohn Robinson博士によって、「不幸な人たちは、幸せな人たちよりもテレビを見る傾向がある」という研究結果が発表された、とNYTimesでは報じています。博士の言葉によると、

「幸せな人々」が行う8〜10の行動を調査した結果、その行動はどれも「自分独りのための行動」ではなかった(一例としては「教会へ行く」など)。そして「テレビを見る」という行動は、「幸せな人々」とは負の相関性が見られた。さらに、「不幸せな人々」は「幸せな人々」よりも、たくさんテレビを見ているのです。

元ネタのNYTimesの記事を参照して補足すると、「幸せな人」「不幸せな人」の規準は年齢配偶者の有無などの複数要因から判断されているそうです。「社会的に見て幸せ(そうな)人」と「そうでない人」といった方がより正確かもしれません。当のRobinson博士も「それでは『テレビをオフにすれば幸せになるのか?』といわれると、それはわからない」「今回の研究データからは、多くの時間をテレビの視聴に費やしている人と、そうでない人を比較すると、長い目で見れば後者の方が『幸せ』ということは言えると思う」と答えています。

この調査は、テレビの視聴時間がその人の幸・不幸の原因になっていることを示すわけではないですが、あなたはこの結果を見てどう思いますか? テレビの視聴時間が減っているという調査結果はたくさんありますが、「幸せな人」は多くなっているんでしょうか? ぜひコメントを。

What Happy People Don't Do [NYTimes.com]

Gina Trapani(原文/訳:常山剛)

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