Androidでは、ウィジェットやショートカット、フォルダー、アプリなど、ホームスクリーンにさまざまな機能を表示させられます。ただ、それらを上手く設定するのは、なかなか難しいものです。

人によって持っている機種や、設定は当然異なりますが、どのモバイルでも通用する、ホームスクリーン整理法がいくつかあります。そこで今回は、生産性が向上する、Androidのホームスクリーン設定の手引きを、ご紹介します。

■ホームスクリーンランチャーを変えてみる

すぐにできて、最も有効なのは、ホームスクリーンランチャーを変更することです。デフォルトでも問題はないのですが、カスタマイズしやすいランチャーを入れることをオススメします。

100812agoyahs1.jpg

筆者のオススメは、マーケットにて2.99米ドルで手に入る、グッドルッキングで、ウィジェット満載な『LauncherPro』。すっきりとした見た目で、非常に速く、最下部にあるスクロール可能なドックに、頻繁に使うアプリを並べられます。トグルスイッチにも使え、Google Voiceのオン・オフや、『Smartbar』のクイック設定ウィンドウへ飛ぶ時など、重宝します。

100812agoyahs2.jpg

LauncherProをインストールしたら、ホームスクリーンからメニューボタンを押し、設定へ飛びましょう。ドックの見た目を変更したり、アイコンの変更などができます。さらに、スクリーンの数が設定でき(7つまで)、どれをデフォルト画面にするかの指定も可能です。

100812agoyahs3.jpg

 

■ホームスクリーンは多い派? 少ない派?

ホームスクリーンの機能性を向上させるには、大体2つの方法があるようです。スクリーンの数をできるだけ多くして、アプリやショートカット、ウィジェットで埋める方法。もう1つは、スクリーンの数を減らして、重要なアプリだけをアクセスしやすくし、その他は近くのフォルダや、他のアプリランチャーに設定しておく方法。以下では、それぞれの方法に使える、設定のコツをご紹介します。

●多数のホームスクリーンを使う場合

ショートカットオーバービューアーを探す:一度に多くの選択肢が見られる一方で、スワイプの数がやたらと増えてしまう可能性もあります。しかし、LauncherProを使えば、ホームスクリーンでホームボタンを押すと、全てのスクリーンのオーバービューが表示されるので、その心配がないです。他のランチャーでも、この機能を持っているものはあります。

100812agoyahs4.jpg

スクリーンをカテゴリー分けする:当然やってるよ! ということかもしれませんが、スクリーンをカテゴリー分けすると、わかりやすいです。よく使うアプリ、音楽、生産性向上、ゲーム、ソーシャルネットワーク、などなど。ジャンルごとに、1つのスクリーンにまとめましょう

100812agoyahs5.jpg

ウィジェットの力をあなどるなかれ:時々固まったりすることに耐えられるのであれば、ウィジェットは非常に便利です(筆者によると、LauncherProは、7つのホームスクリーンで大量のウィジェットを搭載しても速いとか)。アプリからの情報を、アプリを開かずに見られます。例えば、スクリーンを1回スワイプする程度の動作で、to-doリストの閲覧が可能です。FacebookやTwitterでも同じことができ、アプリがロードするのを待つ必要がありません。

ウィジェットを追加するには、ホームスクリーンの空いているスペースを長押しして、メニューから「ウィジェット」を選択します。ホームスクリーンに追加できるウィジェットが表示されるので、希望するものを選択しましょう。アプリのショートカット同様、ウィジェットを長押してドラッグすれば、好きな場所へ移動できます。

100812agoyahs6.jpg

●ホームスクリーンをできるだけ少なくする場合

ホームスクリーンを多くしたくない方は、まず、重要なアプリやよく使うアプリを、ホームスクリーンに配置しましょう。もし、スペースに余裕があれば、ウィジェットやフォルダをいくつか追加すれば、アプリドロワーへスクロールする回数が節約できます。フォルダは、カテゴリーごとに分けるようにしましょう。音楽関連のアプリは、1つのフォルダにまとめて入れておくといった具合です。

100812agoyahs7.jpg

フォルダを追加するには、空いたスペースを長押しして、メニューから「フォルダ」を選択します。いくつかのプリセットから選べますが、ショートカットが多少入っているだけの、カスタムフォルダを作りたい場合は、一番上のものを選ぶと良いです。あとは、フォルダのアイコンへ、アプリをドラッグしていきます。要は、PCと同じです。フォルダの名前を変更したい場合は、フォルダを開いて、タイトルバーを長押しすれば、変更できます。

100812agoyahs8.jpg

他にも、ホームボタンを長押しすると、最近使ったアプリがリストアップされるので、ホームスクリーンにフショートカットをあまり配置していない場合、重宝します。フォルダのかわりに、マーケットで入手できる『Apps Organizer』の、ラベル機能を使うという手もあります(Gmailユーザーには親しみのある機能ですね)。

100812agoyahs9.jpg

■ショートカット、ショートカット、そしてショートカット

アプリのショートカットが便利なのは、言うまでもないですが、Androidの良いところは、アプリ以外にも、ホームスクリーンに追加できるショートカットがあることです。ブラウザーのブックマーク(Google Readerを設定するなど)や、特定の住所へのナビ(ボタンをタッチするだけで道を確認できる)、特定のコンタクト(親しい友人にすぐ電話できる)なども、ショートカットに追加できます。

100812agoyahs10.jpg

ショートカットを追加するには、ホームスクリーンの空いたスペースを長押しして「ショートカット」をメニューから選択します。インストールされているアプリにもよりますが、いくつかの選択肢が表示されるので、好きなものを選びましょう。

■人生を快適にするアプリ

100812agoyahs11.jpg

Androidの使用が劇的に快適になるアプリは、そこまで多くはないのですが、『Power Strip』は素晴らしいです。スクリーンを切り替えても、ウィジェット、アプリ、ショートカットへアクセス可能で、ちょっと他の機能を使いたい場合や、音楽のトラックを変えるときなど、非常に使えます。

100812agoyahs12.jpg

もう1つは、今回の記事の序盤でもご紹介した『SmartBar』です。とにかく多くの機能を持っています(タスクキラーをよく使う人はマストです!)が、筆者のオススメは、クイック設定機能です。Wi-FiやGPS、ホームスクリーンのローテーション、アンロックパターンなどのオン・オフが、高速にできます。他のアプリと違い、メニュバーにも配置できるので、ホームスクリーンのスペースがとられないのも利点です。

いかがでしたか? Androidを使いやすくなる方法やツールは、他にもありますが、まずは上記のものを試してみると良いと思います。そして、自分に合うようにアレンジしてみてください。

俺のAndroid技を聞け! という方は、コメント欄への記入お願いいたします。

Whitson Gordon (原文/訳:松井亮太)