Webアプリは便利で素晴らしいものですが、それだけに、ブラウザ無しで使えたらいいのに...と思うこともあります。
OS X Lionの『Automator』には、なんとデスクトップのウィンドウでWebアプリを開いておける「Website Popup」という機能がビルトインされています!
これまでも、Webアプリをデスクトップアプリへ変換できるすばらしいアプリ『Fluid』はありましたが、これ以上アプリをダウンロードしたくない、有料だから...と迷っていた人にとっては、LionのAutomatorにこの機能がビルトインされたのはうれしいことでしょう。
AutomatorでWebアプリ用の特別なブラウザを作成する手順は以下の通りです。
- Automatorを起動し、ポップアップ画面の最初のメニューで「App」を選びます。
- 左のサイドバーから「指定されたURLを取得する」というアクションを探し、ワークフローにドラッグします。そして、デスクトップに表示させたいWebアプリのURLを追加します。
- ワークフローに「Website Popup」のアクションを追加します。ここで、Webアプリのウィンドウを最初に開くサイズや、アクセスするユーザーエージェントを選ぶことが可能です。ユーザーエージェントの設定を「iPhone」にすると、モバイルサイト版を見ることもできます。
設定が終わったら、このアプリを「アプリケーション」フォルダに保存して、いつでもWebアプリが使いたい時に立ち上げましょう。小さなウィンドウがデスクトップに開きます。「Remember the Milk」や「Google Music」にもいいですし、それにお気に入りサイトのモバイル版もデスクトップで開けますよ。
Making Desktop Webapps in Lion | Andy Ihnatko's Celestial Waste of Bandwidth
Whitson Gordon(原文/訳:的野裕子)