ハードディスクを定期的にデフラグ(最適化)するのは、ドライブの定期メンテナンスにおいて重要です。定期的にゲームをしていて遅くなったな...と感じた時や、重たいファイルの更新が大変になってきた時などは、デフラグすると良いでしょう。

そうは言っても、デフラグツールはかなりたくさんあるので、一体どれを選べばいいのか悩みますよね。そこで今回は、候補を絞り込むために、米LH読者が選んだ好きなデフラグツールの中から、特に人気のあるデフラグツールTOP5をご紹介していきましょう。

 

Defraggler(無料)

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『Defraggler』は、ドライブ全体をデフラグしたり、特定のファイルやフォルダだけをデフラグできるユニークなツールです。重たい動画ファイルや保存しているゲームファイルを全部デフラグしたい人にはうれしいツールでしょう。

また、「クイックデフラグ」にも対応しており、すばやくドライブをデフラグし、すべてをスキャンしてデフラグするほどの時間をかけずに、かなりの仕事をしてくれます。このアプリは持ち運び可能なので、フラッシュメモリなどに入れて持ち歩き、他のパソコンでデフラグしたくなった時にも使用可能です。一定期間ごとにデフラグするよう、アプリに予定を入れることもでき、ドライブの空きスペースをキレイにするだけということもできます。


MyDefrag(無料)

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以前は『JKDefrag』という名前でしたが、今は『MyDefrag』になっています。このデフラグツールは使うのは簡単ですが、使いこなすのは難しいです。起動してドライブをデフラグすること自体は簡単なのですが、ドライブの中身を検証したい場合にスクリプトやツールの根幹にアクセスするためのスクリプトエンジンを使わなければなりません

コマンドを使うバージョンもあり、ドライブを最適化するまでの間スクリーンセーバーが動いています。少々動きは遅いですが、デフラグが終われば、動画やゲームなどの重たいファイルも前よりサクサク更新できるようになります。


Auslogics Disk Defrag(無料)

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『Auslogics Disk Defrag』でのデフラグは、普通のデフラグよりも少々面倒です。このアプリは、読み書きが早い方のファイルにあわせてファイルシステムを最適化します。ハードドライブの断片化の状況はあまりわかりませんが、断片化したファイルのリストを表示してくれます。

特定のファイルやアプリを扱うのが大変な場合は、そのファイルやフォルダだけをデフラグすることもできます。また、指定した時間やパソコンが待機状態の時に自動的にシステムのデフラグをすることも可能です


Smart Defrag(無料)

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『Smart Defrag』は、知っている限り最速のデフラグツールだと思いますし、そういった声をよく聞きます。起動時のデフラグに対応しているので、パソコンが立ち上がるのと同じくらいの早さで、ディスクも最適化されます。デフラグする時間は、待機時間でもパソコンを使わないとわかっている時間でも、簡単にスケジュール可能です。

バックグラウンドでアプリを動かしながら、別のアプリを使うこともできるので(初期設定でそのようになっています)、別の作業をしている間にもデフラグができます。作業中、デフラグしていることにすら気付かないかもしれません。もっと時間をかけられるのであれば、スピードアップのために毎日ドライブをデフラグしたり、ファイルシステムを最適化したりもできます。


Windowsのビルトインアプリ 『ディスクデフラグツール』(無料)

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米LH読者の中には「ディスクのデフラグツールなんて要らない」という人もいました。Windowsなら、OSに内蔵されているユーティリティが十分使えるからです。WIndowsのビルトインアプリ・ディスクデフラグツールは、一定期間ごとにドライブの解析とデフラグを間違いなくやってくれますし、初期設定ではあまりパソコンを使わない早朝に、毎週デフラグする設定となっています

他のアプリのように、ファイルやフォルダだけデフラグしたり、待機時間にデフラグしたりといった高度な機能はありませんが、余計なことをせずに実直に仕事してくれます。それに、Windowsのビルトインなので、当然インストールの必要はありません。


Alan Henry(原文/訳:的野裕子)