最近の研究によると、Facebookのフレンド数と「ソーシャル自己愛性人格」の傾向には、直接的な相関関係があることが分かりました。Facebook中毒気味の人も、これで少しは熱が冷めるかもしれません。
Photo by Rishi Bandopadhay.ウエスタンイリノイ大学で294人の学生を対象に研究したところ、Facebookのフレンドの数が多い人は、自己愛性人格のチェックリストの得点が高くなる傾向にありました。そのような人は、コメントに対して攻撃的な返答をしたり、プロフィール写真を頻繁に変えたり、ニュースフィードの更新が他の人よりも常に多めだったりする傾向にあります。
何となく分かっていたことかもしれませんが、思い当たるふしのある人は、Facebookが自分にとってどういうものなのか、改めて考えてみてはいかがでしょうか。Facebookのフレンドの数が少ない方は、特に何も気にせずに済むでしょう。むしろ、その方がいいです。
当然ながら、Facebook自体が悪いと言っているのではありません。家族や友だちと連絡を取る手段としてはすばらしいものです。Facebookの新しい機能では、「知り合い」リストに移動したフレンドのニュースフィードは、頻繁に表示されないように隠すことができます。Facebookの機能は賢く利用しながら、ハマり過ぎないように適度な距離を保ってお付き合いしていきたいものです。
Facebook's Dark Side:Study Finds Link to Socially Aggressive Narcissism | The Guardian
Whitson Gordon(原文/訳:的野裕子)