ついに非常に洗練された新しいAndoid 4.0がリリースされましたね。今度のAndroidは顔認識、Androidビーム、データ追跡などすぐれた機能がたくさん追加されています。しかし、Googleがあまり宣伝していない素晴らしい機能もまだまだあります。ということで、この記事では「Ice Cream Sandwich」のあまり知られていない6つの素晴らしい機能をご紹介することにしましょう。
なんと、起動中のアプリのライブ画面を、サムネイルで一覧表示してくれるのです。もちろんドラッグしてリストの続きを見ていくことも可能。アプリのサムネイルをタップすればそのアプリを開けますし、サムネイルを横にスワイプすればアプリを終了できます(WebOSのマルチタスク機能とそっくりですね!)。タッチジェスチャーの採用で、これまでのマルチタスクマネージャに比べて格段に使いやすくなっています。さらに、新しいブラウザでも同じシステムが採用されており、現在開いているタブを簡単に確認することが可能。これはもう本当に便利です!
Androidの最大の問題の一つは、「戻るボタン」の動作が統一されていないこと。これまで「戻るボタン」を押しても必ずしもアプリ内の直前の画面に戻れるわけではありませんでした。例えばGoogle VoiceやGoogle Play Musicなどのアプリを使っていて、受信箱や音楽ライブラリに戻るつもりで「戻るボタン」を押すと、「あれあれ?なぜかホーム画面に飛ばされてしまった!」ということがよくありました。しかし、Googleはついにこの問題の解決に着手したようです。アプリを起動したら、画面左上にあるアプリアイコンの隣を見てください。そこに左向きの小さな矢印があったら、そのボタンはアプリ内で直前に開いていた画面へ戻るボタンです。これで、いきなりアプリの外へ飛ばされてしまうことはなくなりました。
これまでにも、新しいAndoidが出るたびにキーボードが改善されたと聞かせてきました。しかし、ぜいぜい「キーが若干押しやすくなった」とか「予測入力が少し強化された」といったところでした。ところが、今回のキーボードは驚くほど使いやすくなっています。筆者もSwypeやSwiftKeyのようなサードパーティのキーボードを好んで使っていますが、今度の新しいキーボードは本当に素晴らしくなりました。タイプもかなり速く打てますし、タイプミスも驚くほど減りました。もちろん、素晴らしい機能「Speech-to-text」も健在です。
新しいAndroidではアプリを簡単にアンインストールできるようになりました。『ADW.Launcher』や『LauncherPro』のようなサードパーティのランチャーを使っている人は、既にこの操作方法に慣れているかもしれません。これまでのようにアプリをアンインストールするためにわざわざPlay Storeに行かなくとも(もしくは、「設定 > アプリケーション > アプリケーションの管理」)、アプリドロワーでアンインストールしたいアプリを長押しするだけでOK。そこから、アプリを画面上部にあるゴミ箱へドラッグすればアンインストール完了です。もちろんこの操作は、後からダウンロードしたアプリだけに有効で、プリインストールされているアプリには使えません。プリインストールアプリを削除するには、依然として『Titanium Backup』のようなアプリが必要となります。
夜間にスクリーンを見やすくする方法はいくつかありますが、スクリーンやブラウザの色を反転させるのが一番メジャーな方法です。今度のAndroidでは、デフォルトブラウザにこの機能が標準搭載されています。「設定 > ユーザー補助 > 反転レンダリング」でこの設定をオンにすると、すべての文字の白黒が反転して、スクリーンの眩しさも軽減、夜間でも快適にウェブブラウジングが可能です。
拡張ブラウザのLabsな機能も試してみるとよいでしょう。なかでもクールな機能は「クイックコントロール」で、画面の右端にあるメニューバーから、現在開いているタブやナビゲーションバー、ブックマークなどへすばやくアクセスできます。また、普段はバーを非表示にしておいて必要な時だけ呼び出すことも可能。
「Ice Cream Sandwich」の優れた機能はこれだけではありません。新しいAndroidにアップデートしたら、以前ご紹介したこちらの記事もぜひチェックしてください。ほかにも、通知ドロワーでスワイプするだけで通知を削除できるといったクールな機能が盛りだくさんです。ここで紹介できていないAndroid 4.0の隠れた素晴らしい機能がありましたら、ぜひコメント欄やFacebookページで教えてください。
Whitson Gordon(原文/訳:伊藤貴之)