雑然として整理の行き届いていない机は、あなたのエネルギーを奪い、生産性を下げてしまいます。

生産性アップ、リーダーシップ、神学や文化がテーマのブログ「What's Best Next」で、そんな状況から抜け出すためにはどうすればいいのか、どのようにデスクを構築するのがベストなのかを掘り下げて考察していましたのでご紹介します。考察では、デスクに置く物や、引き出しにしまっておくべきものについても触れています。ライフハッカーでは今までに、健康的で使いやすい仕事場や、清潔感を保つ方法小さなデスクを最大限活用する方法などをテーマに考えてきました。

今回採り上げる「What's Best Next」の投稿シリーズでは、ライターであるMatt Perman氏が最高のデスクの作り方を詳しく記述しています。あなたの仕事場を、まるで「コックピット」のように能率の上がる作業スペースにするための優れた基本ガイドとなるものです。例えば、頻繁に使用する物は常に手元に置くべきです。定期的に取り出すものは、机や引き出しのしかるべき場所に格納する必要があるのです。

作業スペースを効率よく管理するポイントをまとめたものとして「P-L-A-C-Eの法則」があります。

P - Purge(一掃する):不要なアイテムを洗い出して一掃し、

L - Like(同様に):場所の分類と同様に、

A - Access(アクセス):アクセスのしやすさを重視した分類をする。

C - Contain(含ませる):きっちりしすぎるのではなくルーズなアイテムも混ぜておく方が良い。

E - Evaluate(評価する):どのように効率が上がったかを評価することも大切。

このシリーズのパート4とパート5でPerman氏は、デスク周りを構築するための4つのスタイル(長方形、平行配置、L字型、U字型)について、そして仕事場は部屋のどこに配置するのがよいのかを議論しています。

残念ながらイメージしているだけでは何も改善しません。しかしこれらのシリーズから、「L字型またはU時型の机が望ましい」と「机をドアと垂直の位置に配置するとより効率的になる」は要点を得ているでしょう。もちろん最適化のためには、あなたが必要としていることや空間の考慮が何より重要です。

最も興味深いのが、パート6とパート7で触れていた「何を机の上に配置し、引き出しにしまうべきか」という問題に対するヒントです。Perman氏のアドバイスは、左から右へのワークフローアプローチというもの。

まず、すべて(受信トレイ、電話、紙類)を左サイドに配置し、右側にスペースをつくります。左から右へ移動させる流れをつくるために、新しいアイテム(仕事)は常に左側の受信トレイに入れるようにします。

作業をするときはアイテムを机の真ん中、あなたの目の前に引き寄せます。どこかに積み上げておきたい書類などは、右側に配置しておきます。

このシステムなら、今あなたの机で行われていることがいつも明快です。作業を終わらせた時や作業をこれ以上進められなくなった時点で、参考資料やサポートアイテムはファイルにしまってしまいましょう。机に残っているものはその都度片付けて何もない状態を保ち、次にどんなプロジェクトがきても対応できるようにします。

さて最後に、引き出しの整理です。やり方はたくさんありますが、中でも使い勝手の良いのが「引き出しを各目的別に確保する方法」です。例えば、一時的な保管用の引き出し(財布や鍵など仕事に行く時に持ち出すものを入れておく)、オフィス用品入れ、ラベラー(テプラなど)とその他の道具入れ、通帳や小切手などの金融関係と封筒や切手などの郵便アイテム用の引き出し、そして進行中とペンディング中の仕事ファイルを入れる引き出しといった具合です。

さまざま紹介してきましたが、最適な仕事場作りの答えが一つでないのは明らかです。一つのことを成し遂げるための方法も、道具も、人それぞれ、全く違うものだからです。とはいえ、もしあなたが何か良いアイデアを探し求めているのであれば、このガイドはとても役に立つことでしょう。

How to Set Up Your Desk | What's Best Next

Melanie Pinola(原文/訳:宮川洋子)

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