仕事ができるか否かは、その人の仕事の実績や成果だけではなく、周囲の人との関係性も含めて決まるものです。同僚や上司との人間関係をもっとよくしたいと思っているのであれば、ほんの少し行動を変えるだけで、大きな変化につながります。結婚と育児の研究家John Gottmanさんが米ニュースサイト「US News」で、さまざまな行動が職場での人間関係にどのような影響を及ぼしているか語っていました。Gottmanさんは、人間の行動はすべてが互いに影響し合って、前進したり、動かなかったり、後退したりしているとのこと。たった1つのネガティブな行動は、5つのポジティブな行動に匹敵するので、人間関係が後退するようなアクションは、極力慎んだ方がいいそうです。

具体的には、不満そうなため息をついたり、目が合った時にそらしたり、尻すぼみに意見を言ったり、ネガティブなそぶりをしたりするのは避けた方がいい、とGottmanさんは言っています。ポジティブな態度でプロジェクトや仕事がどのように変更されるのかを尋ねるとか、職場を前向きにするような提案をしましょう。

言葉で言うのは簡単ですが、実際にするとなると難しいものです。ポジティブでいようとしても、同僚がイライラしてあたってくることもあれば、単に気分が落ち込む時もあるでしょう。それでもできるだけネガティブな行動を避け、ポジティブな行動を選ぶように心がけていれば、職場でのあなたの評価はグッと良くなるはずです。

Simple Techniques to Increase Your Likeability at Work|US News

Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)

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