Macをお使いの皆さん、メールアプリは何をお使いですか? 私は、仕事用とプライベート用でアプリを使い分けており、仕事用は標準の『メール』を使っています。大きな不満はないのですが、コミュニケーションツールの中心的な存在で情報も集中しがちです。そのため、効率のよい管理が仕事を進めるうえで肝になります。

さて、その管理を助けてくれる、私にとってなくてはならないツール『MailTags』を今回は紹介します。

メールアプリのアドオンとして動作する『MailTags』は、29.95ドルの有償アプリで、メーカーのホームページから購入できます。いくつかの機能がありますが、私が気に入っている機能は以下の3つです。

  • メールにタグを付ける
  • メールにカラーを付ける
  • カレンダーとリマインダーとの連携機能

それでは、お気に入りの機能を順に見ていきます。

メールにタグ付けができる

タグが付けられるのは、最近のハヤリですね。標準メールでもフラグが付けられるので、同じような効果を得られますが、複数のフラグは付けられません。MailTagsのタグ機能は、複数付けることができる上に、標準メールの検索ボックスでタグを入力すれば、タグの付いたメールだけを検索できます。これが、すこぶる便利。メールを柔軟に管理できます。追加したタグは、メールボックスリストの「KEYWORDS」のツリーに自動表示できるので、後からたどるのも簡単です。

メールをカラフルにする

メールにカラーが付けられるのも特徴です。この機能も標準のフラグと似ていますが、さらに分かりやすくなっています。カラーを付けると、メール一覧の背景が設定した色になります。また、メール画面のメールヘッダーを表示するエリアにも、設定した色で縦のラインが引かれます。

いずれもわかりやすく、見やすくなるので、他に紛れてわからなくなることはありません。ただし、使い過ぎると、メール一覧画面を見るたびに、目がチカチカするので注意が必要です。

カレンダーとリマインダーとの連携機能

標準のカレンダーとリマインダーとの連携機能も魅力的です。たとえば、メールでアポイントのやりとりを行うことがあるはずです。その時に、メール画面からカレンダーに予定が登録できるため、アプリ内で完結するため作業効率が上がります。同様にリマインダーも登録できます。また、登録した内容がメールに追加されるのも、予定やリマインダーの登録し忘れを防ぐために役立ちます。

いずれの連携も、メールからの一方通行ではなく、カレンダーやリマインダーで予定を削除すれば、メールに付いている内容も削除されることも見逃せません。カレンダーは「Googleカレンダー」などとも連携できるので、利用の可能性は広がります。

その他、OminiFocus、The Hit List、Thingsのプロジェクトをメールボックスリストに表示して、メールにタグ付けする機能もあります。

まずは30日のトライアル版をどうぞ

MailTagsは、メールアプリにオーガナイザーを追加してくれる秀逸なアドオンです。ただ、価格が29.95ドルと少々お高めなので、30日間使えるトライアル版をホームページからダウンロードして、自分の使い方にハマるか試してみてはいかがでしょうか。ハマる人にとっては「そう! こんなのが欲しかった!」と声に出して言いたくなるはずです。

MailTags

(傍島康雄)