人それぞれ、オーラというか、持っているエネルギーのようなものがあります。何も言わなくても、優しそうな心落ち着く雰囲気や、いい感じを醸し出している人は、接する人にエネルギーを与えたり、元気にすることができます。
一方、イライラしたり、怒ったり、不安がったりして、ネガティブな空気を出している人は、人を不快な気分にさせます。精神科医であり、『Positive Energy: 10 Extraordinary Prescriptions for Transforming Fatigue, Stress and Fear into Vibrance, Strength and Love』をはじめとする様々な本の著者でもある、ジュディス・オーロフ博士はそのような人のことを「エネルギー吸血鬼」と呼んでいます。昼寝が必要になるほど疲れさせたり、気分を落ち込ませたりする、どうしようもない人はいるものなのです。
仕事でも人生でも成功したいと思っているなら、魅力的で人に好かれるように努力し、ポジティブなエネルギーを出して周囲の人を磁石のように引きつけようにしましょう。以下、オーロフ博士のアドバイスをご紹介します。
思考を変える
ネガティブなことを考えていると気付いたら、すぐに止めます。何か起こった時は、ポジティブな面だけに意識を向けます。「自分を被害者だと思う人がよくいます。"可哀想な私、みんな私の敵なんだ。誰も私と働きたいと思っていない。一生昇進できない"というようなことを言います。自分で自分のネガティブな考えを増長させているのです」自分について考え始めたら、すぐに考えるのを止めましょう。そうではなく、このように考えます。「この地球上でこれまで生まれて死んできた何億人という人たちに比べたら、現代の生活は計り知れないほど充実している。自分はとても恵まれている」
気分を良くする
好きな音楽を聞き、楽しく笑い、チャンスがあれば恋人と楽しみましょう。何もない時は、オーロフ博士の提唱する「3分間ポジティブエナジー瞑想」をしましょう。ドアを閉め、誰にも邪魔されない状態でリラックスし、夕陽や滝など美しい光景を頭に思い浮かべます。「3分間、とてもポジティブな視覚的イメージを頭に思い浮かべるだけです」
体に良いことをする
まずは運動をしましょう。エンドルフィンが放出され、前向きな気持になります。あとは、フルーツや野菜など、健康的なものを食べましょう。白砂糖やダイエット飲料はやめてください。アルコールやカフェインはほどほどに。
人に優しくする
他人の噂話はやめて、人に対して何か自分ができることはないかを考えましょう。同僚を助け、周囲に何かポジティブなものを与えてください。また、オーロフ博士は次のようにもコメントしています。「周りの人と比べていたらキリがありません。すでに自分が持っているものに意識を向けます。誰かを尊敬すると、その人から学ぶことができます。妬みはネガティブなエネルギーを生んでしまいます」
How to Use Positive Energy to Succeed|Inc.
Christina Desmarais(訳:的野裕子)