Inc.:完璧なくらい素敵な人や、好きな人たちであっても、まわりに他人がいること自体がエネルギーを消耗させ、いっそ歯を抜きに行ったほうがましだと思うようなら、内向型かもしれません。
1人でいると考えるだけで恐ろしくなり、集団の中にいたいと切望する、しかもニックネームが『Gabby Gabsalot』(おしゃべり人間)という人は、おそらく外向型でしょう。(あるいは、その日カフェインを摂りすぎただけかもしれませんが...)
とはいえ、私たちは内向型と外向型のことはよくわかっていますよね? 両者は行動が両極端なため、とても見分けやすいです。
私たちは、誰もが内向的な瞬間と外向的な瞬間がありますが、実際にはたいていの場合、どちらかの様子を表しているからと言ってそれだけで内向的だとか外向的だとか言ったりはしません。あまり耳にしないとは思いますが、もう1つの性格のタイプ、両向型というものがあります。
両向型の人は、比較的バランス感覚に優れ、柔軟で感情的に安定しているため、内向型もしくは外向型の人々よりも成功し、影響力を持つ傾向があります。
それでは、どうしたら両向型かどうか判別できるのでしょうか? 次の9つの兆候があるかどうかチェックしてみましょう。
1. さまざまな人付き合いが苦にならない
1人で夕食を取ることも怖くないし、落ち着きの無い、ぎゅうぎゅう詰めの部屋も気になりません。非常に柔軟性があり、1人の時間も大勢でいる時間も両方楽しめます。
2. 感情を抑えることができる
感情がどう変わろうとも、常に非常に落ち着いています。外向型のように自分の感情を大げさに表現することはまったく好まないものの、静かに座って煮えくりかえる怒りに耐えたりもしません。
3. 直観がするどい
直観に優れていて、さまざまな状況に対応できます。いつ身を引くべきか、いつ声を上げるべきかをわきまえていて、対応に乗り出すべきタイミングと、かたわらで何もせずに眺めるべき時がわかっています。
4. 社交的だが物静かである
会社では、寡黙で控えめな面を見せています。なぜなら、そのように振る舞っているからです。しかし、友人たちは本当の姿を知っています。彼らは、必要な状況であれば積極的になるのです。
5. ずっと他人と一緒にはいられないが、ずっと一人でも耐えられない
他人と過ごすと疲労感が残り、充電が必要になります。しかしながら、あまりにも長時間1人きりでいると、悲観的な気分や孤独感が募ってしまいます。両者のバランスを取るのを好みます。
6. 何でも屋だが、これというものをマスターできない(器用貧乏)
両向型の判断には、これ以上ないほどにベストな方法です。色々な失敗をしているからこそ、たいていの状況にうまく適応することができるのです。
7. 考えすぎる
両向型の人は、決断するのが非常に苦手です。自分の意見を友人に打ち明ける前に、長い時間をかけて熟考、分析を行います。友人や家族からアドバイスをもらったあとでも、そのアドバイスを逐一分析し検討するため、問題をさらに複雑にしてしまう可能性があります。
8. 結局自分が中心
特定の話題に夢中になっているときは何時間でも夢中で話をするけれども、つきあい上、まったく興味のない話題について話さなければならない場合、すぐに居心地が悪くなり退屈になってしまいます。
9.両向型のプラス面
営業には外向型がもっとも向いていると多くの人々は思っていますが、実は両向型のほうが向いています。ペンシルバニア大学ウォートン校の准教授であるAdam Grant氏はいくつかの研究を分析した結果、中間の人々、つまり内向型でも外向型でもなく両向型の人が、実際には最高のセールスマンであることを発見しました。
9 Signs You Might Secretly Be an Ambivert | Inc.
Larry Kim(訳:コニャック)
Photo by Shutterstock.