SitemapTextMaker
Googleのサイトマップ向けテキストファイルを作成
サイトの制作時に検索エンジン向けに最適化をしておいても、サイト内の全ページが確実にクロールされなければ無駄な努力となってしまいます。そうならないように、Googleの検索に確実に全ページを登録しようとしたら、Google Sitemapsを利用して一気に登録するのが手っ取り早いと思います。一番簡単で扱いやすいのはテキストファイルに記述するサイトマップで、サイトの全ページのURLを記述するだけです。しかしながら、UTF-8で保存しなければならないので保存時の形式指定ミスが怖いのと、Webサイトのページ数が多いと手作業ではとうてい処理しきれませんのでジャンクツールとしてコンソールアプリケーションを作成してみました。
SitemapTextMakerの使用方法
解凍すると出てくるファイルは2つで、SitemapTextMaker.exeがツール本体で、もう片方のSitemapTextMaker.iniがサンプルの設定ファイルです。本ツールを利用する前に、必ず設定ファイルを編集する必要があります。GUI版は各オプション項目に記入した内容を元に設定ファイルが自動的に作成されるため多少敷居が低くなっているんじゃないかと。
設定ファイルを各自の環境に合わせて正しく設定を済ませたら、SitemapTextMaker.exeをダブルクリックして実行するごとにサイトマップファイルが更新されます。FTPで転送してGoogle Sitemapsで更新作業を行なってください。
[%user%] ExtList=.htm.html.php Folder=D:\Websites\sample Index=index.html SaveFileName=sitemap.txt SaveFolderName=D:\Websites\sample SkipFolder=include URI=http://www.yourdomain.jp/
- [%user%]
- Windowsのマルチユーザー環境を考慮しているため、[%user%]にはご自分のアカウントを記述します。WindowsXPならばスタートメニューを押したら一番上に表示されている名前です。名前がownerならば[owner]と記述します。省略不可。
- ExtList
- ExtListはサイトマップに含めるファイルの指定で、.htm.html.shtml.phpという具合に含めたいファイルの拡張子を記述します。省略時は.htm.htmlとなります。
- Folder
- FolderはサイトのHTMLファイルなどがあるローカルPC上のフォルダ名を指定する部分です。要するにサイトのファイルを保存してあるフォルダで、このフォルダ以下をサブフォルダも調べてサイトのファイル構成を情報源にアドレス一覧を作成しているため、正しく指定してください。省略不可。
- Index
- Indexは省略したいファイル名を指定するオプションです。サイトの構成でリンクはhttp://www.domain.jp/hogehoge/としていて、http://www.domain.jp/hogehoge/index.htmlとはしていない場合に、index.htmlを省略するためのオプションということになります。省略時はなし。現バージョンでは1つしか指定できません。
- SaveFileName
- SaveFileNameはサイトマップを保存するテキストファイルの名前を指定します。省略時はsitemap.txtで出力。
- SaveFolderName
- サイトマップ用のファイルを保存するフォルダの指定です。通常はFolderで指定するのと同じフォルダを指定します。
- SkipFolder
- SSIを利用してサイトを作成している場合には、特定のフォルダ内のファイルは除外したいというケースがあると思います。そのような場合に除外するフォルダ名の指定です。省略時はなし。現バージョンでは1つしか指定できません。
- URI
- あなたのサイトのトップページとなるアドレスを記述します。末尾には必ず「/」を付けておいてください。省略不可。
制限・制約など
URLに英数字のみを利用していることを前提に作成してあります。また、仕様上50000アドレスごとに別ファイルにしなければなりませんが、本ツールでは分割処理を行なっていません。ページ数の多いサイトで利用する際にはご注意ください。なお、本ツールは現状において制作者がジャンクツールという認識であるため、エラー処理は一切行なっていませんので、FTPで転送する前には必ず一度正しく作成できているか確認することをお薦めします。対応OSは2000とXPとなっていますが、動作を未確認なだけでほかでも動くかもしれません。
無保証のジャンクツールのつもりだったのでコマンドラインツールのみ提供していましたが、窓の杜で紹介されたのを機にGUI版も提供するようにしてみました。ただし、GUI版は必ずしも最新版を提供し続けられるとは限りませんのであらかじめご了承ください。
動作環境・仕様とダウンロード
ソフトウェア仕様
対応OSWindows2000/XP
最終更新2006-6-21
Version1.0.1.3
DownloadDOWNLOAD (size:195KB)
DownloadDOWNLOAD GUI版 (size:241KB)
種別Freesoftware
紹介して頂いたサイト
履歴
- 2006-5-23 version 1.0.0.0
- 試作版が完成。
- 2006-6-21 version 1.0.1.3
- 開発環境をDelphi7.1に変更。
- 保存先フォルダの指定を可能にした。
- SkipFolderで指定したフォルダ名がファイル名に含まれていると、そのファイルが除外されていたバグを修正。