と強硬に主張したくなるような雰囲気が私にただよっています。
(もちろん、真に受けて いきなり 3052 を導入して ハマっても責任取りません)
わかっている欠点:
覚え書きなので、バックグランド解説抜きで、AKI-H8/3052をもっていること前提で書きます(笑)。
装置を動かすわけでもないので、例によって電源はUSBにしました。AKI-H8/3052の説明書に書き込み回路の図がありますが、DC7〜12Vを供給せずに、直接5VをUSBのケーブルから供給するようにして、CN4-8,9に2回路のOn-Offスイッチを挟みました。
参考:
Dsub(F,RS232)-5 = CN4-2 = USB-GND = SW1-1 Dsub(F,RS232)-3 = CN4-4 Dsub(F,RS232)-2 = CN4-6 Dsub(F,RS232)-7 = Dsub(F,RS232)-8 USB-5+ = CN4-3 = SW2-1 CN4-9 = SW1-2 CN4-8 = SW2-2 CN4:6本 USB:2本 Dsub:3本+2 ※:SW1, SW2 は連動 (6pinのやつ) On で書き込み(ブートモード)、Off で通常
とりあえず、既存のH8/3048用でもなんでもいいので、適当にMOTを書き込めるか確認してみましょう。
※で、動かして文字化けして、速度の違いに気づくわけだ:-)
日立提供のH8用モニタは便利です。これを書き込んで、適当な通信ソフト(teratermなど)で通信すると、各種機能がいじり放題になるので、いちいちプログラムをつくってコンパイルして転送、とかしなくとも、A/D D/Aとか ITUとかの I/O機能の試験ができます。
本来は、外付RAMにプログラムをロードして実行したりできるのですが、完全にI/Oいじり用だけにつかってます(笑)。
そんなわけで、時々愛用していたのですが、3052用はありません。 親切にもAKI-H8用として、3048用が公開されているのですが、クロック周波数が違う、という問題がここでも起きます。 本来、日立のセミナーを受けたりすると、正式なカスタマイズセットがついてきたりするようなのですが、サンプルとして公開されているものに文句をいうわけにもいかず、何らかの方法でいじる必要があります。
で、なんとかしました。
その MOT を配ってしまうのが楽なのですが、再配布するものではないので、手順を書いておきます。
いろいろ あさったところ、ソースが公開されているので、まっさらから再構築が出来るようです。さらに、H8/3048用に再構築を試みた方がいらっしゃるようで、基本方針としてかなり助かりました。
用意するもの:
手順:
akih8mon.bat 冒頭: SET PATH=D:\300hmoni;%PATH% ^^^^^^^^^^^^ モニタのディレクトリを指定。A38H.exe, L38H, C38H.exe のためのパス設定なので、別ディレクトリに入れてあるなら、それを指定。
monitor.aki: 後半 DEFINE $BRR(0d) ^^ SCIのBRRに設定する値:16進。25MHz動作で 38400bps:13 57600bps:0d ちなみに 16MHz のときは 19 で38400bps。詳しくはマニュアルPDFの SCIの速度設定の項を参照。 DEFINE $STACK(0FFF00) ^^^^^^ メモリマップのRAMの一番上を設定してみました。 START VECTOR(0),ROM(100),RAM(0FE000),USER(0FDF10),SCI(0FFFB8) ^ ^^^ ^^^^^^ ^^^^^^ ^^^^^^ VECTOR: 0 固定 (割込ベクタテーブル) ROM: 100 (ROMの開始アドレス in メモリマップ) RAM: モニタのワークエリア:RAM領域に適当に設定してみました。 USER: ユーザプログラムのエリア:今回はRAMを増設していないので 使うことはなさそう。メモリを増設した場合は、そのアドレスに するとよいでしょう。 SCI: SCIのレジスタ群のあるアドレス。標準で、ライタと同じ SCI1 を使用。 もしかしなくとも、FFFB0 にすると、SCI0 になるかも。ワーニングと傾向:
モニタを書き込むと、TeraTerm でつないだりして、いじれるようになりますが、htermをつかうと使い勝手がよくなると思います。とはいえ、レジスタ遊びしかしてませんが。
起動すると9600とかでつながっているので、一旦「通信→切断」して、「ファイル→プロパティ」で通信条件を設定します(これを記憶させられるといいんですけど)。 その後、「通信→接続」すると、コンソール経由で通信が、「表示→Periferal→ITU」などを選択すると専用のウインドウがでて、値を表示するとともに、クリックすると値の更新ウインドウがでてきます。
いちいちコマンドをうつよりは 便利ではないかとおもいます。
追伸:
くまがいは、とりあえず書き込み線つくって、モニタを動くようにして浮かれてこのページをつくったので、まだ、「なににも」使っていません。そういう危険なページなのでご注意を。
(02/10/11, 科研費調書明けのリフレッシュ中に記す)