国内

生活保護 家族3人で月17万円、受給者の4割が高齢者

 年々、受給者が増加している生活保護。不正受給など、多くの問題を抱えているが、いったい、どんな制度なのか?

 収入が厚労省が定める基準(最低生活費)に満たない場合に、その差額を保護費として支給する制度。最低生活費は住んでいる地域や世帯の構成などで異なるが、東京都の場合、標準3人世帯で月額17万5170円、高齢者2人世帯で12万1940円。

 不況と高齢化の影響で、生活保護費の受給者は増加を続け、昨年10月に生活保護費を受けたのは全国で141万7820世帯、196万4208人。このうち4割超を高齢者が占める。人数は統計を取り始めた1951年以降で過去3番目、世帯数は過去最多だった。

 財産や預貯金があると生活保護は受けられず、「ぜいたく品」を持つことができない。ぜいたく品の範囲は自治体によって異なるが、車はダメ、自治体によってはエアコンもダメな場合も。

※女性セブン2011年2月3日号

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