広島・呉一人旅1泊2日のモデルコース!港町を気ままに散策

広島・呉一人旅1泊2日のモデルコース!港町を気ままに散策

更新日:2024/10/10 15:58

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

広島の呉市周辺は静かな港町ですが、戦前の呉市は海軍工廠や、海軍鎮守府などの旧日本軍の工場や基地があり、大変賑わいのある都市でした。現在は戦前の遺産や港町のあたたかみのある風情を残す街へと変化しています。そんな戦前の雰囲気を感じる大和ミュージアムや、呉艦戦めぐり、てつのくじら館など見どころ満載。トラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、呉一人旅におすすめのスポットをご紹介します。

1日目午前:「大和ミュージアム」で戦艦大和の世界にGO!

1日目午前:「大和ミュージアム」で戦艦大和の世界にGO!
舟津 カナ

戦艦「大和」発進〜!映画「風立ちぬ」で話題のゼロ戦も見られる、男心くすぐる「大和…by 舟津 カナ

地図を見る

10:00頃到着

JR呉駅から歩くこと約5分。見えてくるのは呉市海事歴史科学館、通称大和ミュージアムです。公式名よりも通称の呼び方が親しまれるほど、人気の場所でもあります。

終戦60年になる2005年にオープン。戦艦「大和」の巨大模型や、有名なゼロ戦や魚雷の実物展示などがあり、その圧巻の迫力にわくわくが止まりません。さらに造船の技術や、呉の歴史などについてもまるごと学べて、充実の時間を過ごせます。歴史好き、戦艦好きにはたまらない博物館です。

<基本情報>
住所:広島県呉市宝町5-20
電話:0823-25-3017
アクセス:JR呉駅から徒歩約5分
開館時間:9:00〜18:00
休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休館)
公式サイト(外部リンク)
平均滞在時間:1時間30分
※2025年2月中旬〜2026年3月末までリニューアルのため休館予定です。 この写真の記事を見る ≫

1日目昼食:秘伝のレシピ、海軍カレーなら「呉ハイカラ食堂」

1日目昼食:秘伝のレシピ、海軍カレーなら「呉ハイカラ食堂」

戦艦大和や潜水艦も堪能!広島・呉おすすめスポット6選

地図を見る

徒歩で約5分
11:30頃到着


すっかり戦艦大和の魅力に引き込まれたあとは、お腹を満たしましょう!

向かうのは大和ミュージアムから歩いて約5分のところにある「呉ハイカラ食堂」。ここでは海上自衛隊仕込みのレシピで作られた秘伝のカレーをいただくことができます。

そもそもなんでカレーなのか?という疑問ですが、海上自衛隊では毎週金曜日の昼食にカレーを食べる習慣があるため。諸説ありますが、隊員が船の上でも曜日感覚をなくさないため、などの理由があるそうです。

<基本情報>
住所:広島県呉市宝町4番21号折本マリンビル3号館
電話:0823-32-3108
アクセス:大和ミュージアムから徒歩約5分
営業時間:11:00〜15:30
定休日:火曜日
公式サイト(外部リンク)
平均滞在時間:1時間 この写真の記事を見る ≫

1日目午後:現役艦艇に大接近できる「呉艦船めぐり」

1日目午後:現役艦艇に大接近できる「呉艦船めぐり」
風祭 哲哉

ホレボレするぜ、その雄姿。「呉艦船めぐり」で軍港クルーズby 風祭 哲哉

地図を見る

徒歩で約5分
12:45頃到着(13:00の便に乗船)


次は実際の艦艇をじっくり間近で見たいと思いませんか?そんな希望を叶えてくれるのが「呉艦船クルーズ」です。

呉中央桟橋ターミナルは大和ミュージアムから徒歩すぐ。クルーズで楽しめる艦船は実に多彩で、海上自衛隊の潜水艦や護衛艦などが大迫力の距離で眺められるのが魅力です。海風を感じながら明るく壮大な景色を見るのも素敵ですが、日没時間に合わせて出発する「夕呉クルーズ」のロマンチックな風景もおすすめです。

<基本情報>
住所:広島県呉市宝町4-44 呉中央桟橋ターミナル1階フロア
電話:082-251-4354
アクセス:JR呉駅から約5分
出航時間:10:00/11:00/13:00/14:00(土日祝は12:00の便あり)
夕呉クルーズ出航時間:日の入り時刻15分前(要確認)
定休日:火曜日
公式サイト(外部リンク)
所要時間:約35分 この写真の記事を見る ≫

1日目午後:潜水艦の内部を見学できる「てつのくじら館」

1日目午後:潜水艦の内部を見学できる「てつのくじら館」

男子旅や歴史旅にもってこい!戦艦大和のふるさと 呉散策

地図を見る

徒歩で約5分
13:50頃到着


大和ミュージアムの向かい側にある巨大な潜水艦が「てつのくじら館」です。正式名称を海上自衛隊呉資料館といい、無料で本物の潜水艦内部を見学できるのです。

1986年から2004年まで海上自衛隊で実際に運航されていた潜水艦で、海上自衛隊の歴史から、機雷を除去する掃海艇としての活躍を展示・紹介。館内は元海上自衛隊員のガイドが常駐し、毎週水曜は無料のガイド説明ツアーを実施しています。

<基本情報>
住所:広島県呉市宝町5-32
電話:0823-21-6111
アクセス:JR呉駅から徒歩約5分、または呉市営バス宝町中央循環線「ゆめタウン・大和ミュージアム前」下車徒歩約1分
開館時間:10:00〜18:00
休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休館)
公式サイト(外部リンク)
平均滞在時間:1時間 この写真の記事を見る ≫

1日目夕方:旧海軍の人たちも大好きだった「メロンパン本店」

1日目夕方:旧海軍の人たちも大好きだった「メロンパン本店」
風祭 哲哉

ホレボレするぜ、その雄姿。「呉艦船めぐり」で軍港クルーズby 風祭 哲哉

地図を見る

よく歩く日のおやつには、甘くてお腹がいっぱいになりそうなものが食べたいな、なんて気分になりますね。

そこでご紹介するのが、呉の名物・店名「メロンパン」のメロンパンです。ボリューム満点のサイズ感は私たちの知っている丸い形のものとは違い、かなり大きなレモン型。外側もカリカリではなくフワフワで、中にはいっぱいのカスタードクリームが詰まっています。ガツンとくる食べごたえと、まるで白あんのようにしっとりとしたクリームは独特な味わい。地元のお客さんにも大人気のメロンパンをぜひご賞味ください。

<基本情報>
住所:広島県呉市本通7-14-1
電話:0823-21-1373
アクセス:JR呉駅から中国JRバス・呉駅−西条駅・西条駅行に乗ること約6分、呉本通六丁目で下車し徒歩約2分。
定休日:日曜日
公式サイト(外部リンク)
※本店のほかに、てつのくじら館すぐのゆめタウン呉1階でも取り扱いがあります。 この写真の記事を見る ≫

2日目午前:歴史の重みを肌で感じる「旧海軍兵学校」

2日目午前:歴史の重みを肌で感じる「旧海軍兵学校」
東郷 カオル

「艦これ」聖地巡礼?呉鎮守府と艦娘陸奥の主砲が見られる江田島をご案内!by 東郷 カオル

地図を見る

10:30頃到着(11:15の回に参加する場合)

2日目は少しだけ船旅を…。呉港から向かうのは「旧海軍兵学校」がある江田島です。

今は海上自衛隊の第1術科学校や、幹部候補生学校などになっていますが、構内は予約不要の見学ツアーを開催。教育参考館では、旧海軍関係の資料の展示や神風特攻隊員たちの遺書や遺品があり、戦争についての考えを深めることができます。

<基本情報>
住所:広島県江田島市江田島町国有無番地
電話:0823-42-1211(広報係・内線2016)
アクセス:呉港から瀬戸内シーライン・フェリー古鷹に約20分乗船、小用港で降りる。そこから徒歩約20分。
開催時間:平日 1日3回、土日祝 1日4回
申し込み:各回30分前から正門で受付
公式サイト(外部リンク)
所要時間:1時間30分 この写真の記事を見る ≫

2日目午後:レトロな洋館でタイムスリップ気分の「入船山記念館」

2日目午後:レトロな洋館でタイムスリップ気分の「入船山記念館」
風祭 哲哉

感動再び!広島・呉で映画「この世界の片隅に」の聖地巡礼by 風祭 哲哉

地図を見る

14:30〜15:00頃到着
約1時間10分(小用港〜呉港間はフェリーを利用)


旧海軍兵学校を見学した後は江田島でランチを取り、再びフェリーで呉港へ。

「入船山記念館」では旧呉鎮守府司令長官官舎をメインに、当時の姿を復原したレトロで雰囲気のある歴史民俗資料館や東郷平八郎ゆかりの施設を見学できます。

旧呉鎮守府司令長官官舎では、全国でも珍しい金唐(きんから)紙が張られた壁画が設置されています。金唐紙を制作できる人は日本でもただ1人しかいないそうで大変貴重なものとなっています。ぜひ見学の際はその壁画の細かな細工にも注目してみてください。

<基本情報>
住所:広島県呉市幸町4-6
電話:0823-21-1037
アクセス:JR呉駅から徒歩約17分
開館時間:9:00〜17:00
休館日:火曜日(祝・休日の場合は翌日休館)、年末年始
公式サイト(外部リンク)
所要時間:1時間 この写真の記事を見る ≫

呉一人旅1泊2日のモデルコースはここでキマリ!

一人で行く広島旅行には、誰かと行くよりも自分自身と語り合える場所がおすすめです。大和ミュージアムや、呉艦戦めぐり、てつのくじら館では、日常の中だったらきっと芽生えない気持ちや人に出会えるかも…。

呉艦船めぐりや旧海軍兵学校などはスケジュールが決まっているので、事前に確認して行程を組むのがポイント。火曜日がお休みの施設が多いので注意してくださいね。

2024年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -