岡山県の港からフェリーを利用して20分ほどでアクセスできる、香川県の離島「直島」。草間彌生氏によるかぼちゃの作品があることでご存じの方も多いのではないでしょうか。島内には、他にも数々の魅力的なアート作品がたくさん!一度は行ってみたいけど、具体的にどのように行けばいいの?
ここではトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、直島旅行で外せない人気観光スポット、さらに直島旅行計画のコツをご紹介!おすすめグルメやアクティビティ情報、モデルコースもぜひ参考にしてみてくださいね。
風景×アートがコラボ!香川県「直島」をめぐる癒しの島旅by 土庄 雄平
地図を見るアートの島として知られる「直島」。フェリーが発着する宮ノ浦港エリアに、直島での生活を垣間見ることのできる本村エリア、そして数々の個性あふれる美術館が点在する美術館エリアと、エリアごとに異なる魅力が楽しめます。
瀬戸内海をのぞむこの場所では、新鮮な海鮮グルメもお楽しみのひとつ。綺麗な海で釣りや海水浴も楽しむことができますよ!
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瀬戸内海に浮かぶ現代アートの聖地!香川県「直島」散策by 今村 裕紀
年間を通して穏やかな気候の「直島」。お盆やゴールデンウィーク中は多くの観光客で賑わい、美術館なども混み合います。入場規制がかかることもあるので、ピーク時には余裕を持ったスケジューリングを。
アートイベントなどが開催される時期も混雑が予想されるので、事前に確認をしてから訪れることをおすすめします。
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瀬戸内海に浮かぶ現代アートの聖地!香川県「直島」散策by 今村 裕紀
地図を見る効率よくお目当てのスポットを巡るのであれば、1泊2日のプランがおすすめ!1日目は宮ノ浦港エリアにある、人気スポット「赤かぼちゃ」を訪れ、次に「家プロジェクト」がある本村エリアを散策します。最大の人気スポットである黄色い“南瓜”を訪れた後は、ベネッセハウスや地中美術館のある美術館エリアへ。
2日目は再び宮ノ浦エリアに戻りお土産ショッピングを楽しんだら、フェリーで帰路につくというスケジュールです。時間に余裕があるようであれば、2泊3日でのプランがおすすめ!よりじっくりとアートに浸る旅が楽しめるはずですよ。
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アート作品が至るところに展示された直島。中でも、草間彌生氏による「赤かぼちゃ」や黄色の「南瓜」はマストで訪れたいスポットです。自然とアートの共生が楽しめる「ベネッセハウス」も外せないポイント。ゲルの立ち並ぶつつじ荘など、ユニークな宿泊施設があることも直島の魅力です。 この写真の記事を見る ≫
風景×アートがコラボ!香川県「直島」をめぐる癒しの島旅by 土庄 雄平
地図を見る直島にある現代アートの代表作といえば、草間彌生氏の作品「赤かぼちゃ」。設置されているのは、島の玄関口である宮浦港です。鮮やかな赤色のかぼちゃと海の青色とのコントラストが美しく、くりぬかれた穴の中からは作品の中に入って外の景色を眺めることもできますよ。
お好きなアングルでアート作品を堪能して。その際は、写真撮影もお忘れなく…!
<基本情報>
住所:香川県香川郡直島町宮浦2249-49
アクセス:宮浦港から徒歩2〜3分
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風景×アートがコラボ!香川県「直島」をめぐる癒しの島旅by 土庄 雄平
昔ながらの町並みが残る本村では、いくつかの古民家を「家プロジェクト」というアートとして展示。直島の今昔を肌で感じることができる場所となっています。路地裏にある“空き缶アートよいち座”にも注目!空き缶で作られた人形たちが並ぶ様が愛らしく、フォトスポットとしても人気です。
<基本情報>
住所:香川県香川郡直島町本村地区 ベネッセアートサイト直島内
営業時間:10:00〜16:30
定休日:月曜日
アクセス:宮浦港から町営バスつつじ荘方面行きで8分
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風景×アートがコラボ!香川県「直島」をめぐる癒しの島旅by 土庄 雄平
島の南部にある、草間彌生氏のもう一つの作品「南瓜」は、海に突き出た桟橋の上に常設展示されている島のシンボル的存在。海を一望する場所で、アート作品を心行くまで鑑賞できます。
一度は高波の影響で海に流され割れてしまったものの、ふたたび草間氏監修のもと再制作。強風時には移動することができるようにと新たにフックが取り付けられました。
<基本情報>
住所:香川県香川郡直島町積浦
アクセス:本村地区から自転車で10〜15分
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風景×アートがコラボ!香川県「直島」をめぐる癒しの島旅by 土庄 雄平
27の島々から成る直島町における“28番目の島”がコンセプト。建築家藤本壮介氏による、“浮島現象”をかたどった作品です。浮島現象とは冬季に対岸が空中に浮いた島のように見える下位蜃気楼のこと。
ステンレス製のメッシュ素材を約250枚も使用して作られた繊細なアート作品で、夜のライトアップされた光景も必見です。
<基本情報>
住所:香川県香川郡直島町
アクセス:宮浦港から自転車で1〜2分
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風景×アートがコラボ!香川県「直島」をめぐる癒しの島旅by 土庄 雄平
宮浦港からすぐ近くの県道256号線の道沿いに位置する「横防公園」は、島の自然を堪能できるスポット。一面に広がる穏やかな海と潮風に癒されます。自然が創り出したアートも、直島の魅力。公園内にはシャワーや公衆トイレも完備しています。
<基本情報>
住所:香川県香川郡直島町宮ノ浦3765-5
アクセス:宮浦港から自転車で5分
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瀬戸内海に浮かぶ現代アートの聖地!香川県「直島」散策by 今村 裕紀
建築家安藤忠雄氏による建築の「地中美術館」。瀬戸内海の自然を乱さないようにと建物の大半が地中に埋設された造りとなっています。3つの展示室の中には、モネの「睡蓮の池」も展示。瀬戸内の美しい風景が一望できる地中カフェや関連グッズが購入できる地中ストアも併設しています。
<基本情報>
住所:香川県香川郡直島町3449-1
アクセス:宮浦港から町営バスつつじ荘行きで約15分
公式サイト(外部リンク)
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瀬戸内海に浮かぶ現代アートの聖地!香川県「直島」散策by 今村 裕紀
「ベネッセハウス ミュージアム」は、美術館とホテルが一体となった施設。こちらも安藤忠雄氏の設計によるもので、ホテルの庭をはじめとした敷地内のいたるところにアート作品が展示されています。自然とアートと建物の融合が楽しめる施設。宿泊者のみが利用できる文化大混浴・入浴体験プログラムにも注目です。
<基本情報>
住所:香川県香川郡直島町3449-1
営業時間:8:00〜21:00(最終入館20:00)
定休日:年中無休
アクセス:宮浦港から町営バスつつじ荘行きで約15分
公式サイト(外部リンク)
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風景×アートがコラボ!香川県「直島」をめぐる癒しの島旅by 土庄 雄平
1年を通して温暖な直島。春には、直島ダム(桜の迷宮)や地中美術館で桜がきれいに見られます。夏には琴弾地海水浴場などで海水浴も楽しめます。
また、気候の良い季節は特にアート巡りにぴったりです。「瀬戸内国際芸術祭」は3年に一度、瀬戸内海の島々を舞台にして開催される国際芸術祭で、次回の開催は2025年。会期は春・夏・秋と3回に分けて行われますが、開催期間を過ぎても作品によってはそのまま保存・展示されています。
混雑を避けてゆっくりと観光を楽しみたいのであれば冬の時期がおすすめですよ。
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風景×アートがコラボ!香川県「直島」をめぐる癒しの島旅by 土庄 雄平
地図を見る直島は、周囲16kmほどの小さい島。とはいえ、スポットエリアが分散している上に坂道も多いため、マイカーやレンタカーの車利用がおすすめです。フェリーが発着する宮浦港で赤かぼちゃを見物したら、車で5分ほどの本村エリアへ。ベネッセハウスのある美術館エリアへも車での移動が便利です。
島内は駐車できる場所が限られているので、前もって駐車場の位置を調べておくと滞在中もスムーズに観光が楽しめますよ。
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宮浦港や本村港から出発する町内バスとベネッセアートサイト直島場内シャトルバスの乗り換え場所に位置する「直島 ふるさと海の家 つつじ荘」。客室が3タイプあり、中でも緑豊かな敷地内にパオが10棟立ち並びます。パオとはモンゴルの組み立て式テントのこと。瀬戸内の島にいながら、まるでモンゴルを訪れたような体験ができますよ! この写真の記事を見る ≫
ベネッセアートサイトにある「I LOVE 湯」は、アートに囲まれながら入浴が楽しめる美術施設。浴槽からトイレの陶器にいたるまで、アーティスト・大竹伸朗の世界観が反映されています。番台では大オリジナルグッズも販売。一般にも公開されているので、島の人との交流も楽しめるかも…? この写真の記事を見る ≫
限定地ビールも!直島「リトルプラム」はアート巡りの拠点に最適by 岡本 大樹
宮浦港から徒歩2分の「リトルプラム」は、カフェ&バーやレンタサイクルを併設した宿泊施設。店舗前には多くの自転車が並び、観光客への貸し出しを行っています。お天気の良い日は、潮風を浴びながらのサイクリングを楽しんで!体力に自信のない方には、電動アシスト付自転車のご利用がおすすめです。 この写真の記事を見る ≫
限定地ビールも!直島「リトルプラム」はアート巡りの拠点に最適by 岡本 大樹
先に紹介したレンタサイクルスポット「リトルプラム」。島巡りの拠点として欠かせない施設ですが、こちらのバーでは島限定の地ビールを提供しています。オリジナルのかわいらしいパッケージが特徴。市販はされていないため、島を訪れた人のみが飲めるという特別感を味わえますよ! この写真の記事を見る ≫
風景×アートがコラボ!香川県「直島」をめぐる癒しの島旅by 土庄 雄平
本村にある「空き缶アートよいち座」は、空き缶で作られた可愛らしい人形たちを鑑賞できるスポット。今にも動き出しそうな、かわいらしい空き缶アートの数々に出会えます。気に入った作品はお土産として購入することも可能。ぜひ旅の思い出にお買い求めくださいね! この写真の記事を見る ≫
岡山の宇野港からは、直島の宮浦港行きのフェリーと、宮浦港行き・直島港(本村)行きの小型旅客船を運航。所要時間は約15〜20分程度です。小型旅客船の乗り場は、フェリー乗り場より少し離れた所にあるため、ご注意を。
香川の高松港からは、宮浦港行きのフェリーを運航しています。所要時間は約50〜60分。いずれもお乗り遅れのないよう時間に余裕をもって港に到着してくださいね!
写真提供:(公社)香川県観光協会
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個性豊かな魅力を持つ直島。そんな直島を旅行するなら、往復の交通手段と旅館・ホテルがセットになったパック旅行がおすすめです。それぞれ個別に手配するよりも費用がお得。WEBからの申込みで、割引が受けられるツアーもありますよ。
自分の旅行スタイルに合った交通手段や宿泊施設に泊まるフリープランを選べば、直島旅行がさらに楽しいものになるはず。ご希望のこだわり条件や予算などを指定して、ツアーを探してみてくださいね。
2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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