AJAX Libraries API
2008年6月4日
GoogleのAJAXライブラリを簡単に利用するAPIであるAJAX Libraries APIが公開されましたのでご紹介します。
概要
- jQuery
- prototype
- script.aculo.us
- MooTools
- dojo
上記のような主要ライブラリを利用する際に、Googleのサーバーからフルパスでライブラリを読み込むことができます。バージョンの管理もできるので保守性がアップします。また、AJAX Libraries APIの利用者が多いとキャッシュ効果が上がるので読み込み速度が速くなり、ユーザーにとっては便利です。
使い方
使い方はいたって簡単で、Googleからフルパスでスクリプトを読み込んで、ライブラリの種類やバージョンを以下のように指定します。1.01や1.02など細かいバージョンがある場合、1と記述すれば1.0~以降のバージョンにすべて対応することができます。
<script src="http://www.google.com/jsapi"></script> <script> google.load("ライブラリ名", "バージョン"); </script>
実際に使う場合の例として、AJAX Libraries APIのTOPページで記載されている例を説明します。このようにコールバック関数などを使うことで、アマゾンなどのJSON形式のデータをAJAXで利用するような事が、jqueryと jqueryのコールバック関数を利用することで、結構簡単にクロスドメインのAJAXができちゃいそうです。
<script src="http://www.google.com/jsapi"></script> <script> // jqueryのバージョン1を読み込む。 google.load("jquery", "1"); // これはJqueryのJSON形式のデータをコールバックする場合記述する。 google.setOnLoadCallback(function() { $.getJSON("http://ajax.googleapis.com/ajax/services/search/web?q=google&;v=1.0&;callback=?", // ここからJSON形式のデータをどう扱うかのスクリプトを記述する。 function (data) { if (data.responseDate.results && data.responseDate.results.length>0) { renderResults(data.responseDate.results); } }); }); </script>
デメリットとしては、AJAXライブラリをダウンロードしなくても良いとしても、バージョンが変われば、ソースを書き換えなくてはいけない事や、Googleに依存してしまうという事があげられます。
個人的にはGoogleに依存するのは特に問題ないと思いますし、ソースを書き換えるのが面倒なのであれば、ワイルドカード(※ライブラリやバージョンを指定する部分)を外部スクリプトで読み込んで管理してやれば良いと思います。