高速船で片道30分、鹿児島市-鹿屋市つなぐ定期航路が営業開始 利用客は利便性向上に期待

2025/02/08 21:03
客を乗せ鹿屋港を出港する「なんきゅう8号」=8日、鹿屋市古江町
客を乗せ鹿屋港を出港する「なんきゅう8号」=8日、鹿屋市古江町
 マリンポートかごしま(鹿児島市)-鹿屋港(鹿屋市)を結ぶ定期航路の営業運航が8日、始まった。新航路で鹿児島湾を渡った乗客からは、利便性の向上に期待する声が上がった。

 小型船舶の船体やエンジンを修理する「なんきゅうドック」(鹿児島市)が朝夕それぞれ1往復する。8日は強風の影響で波が高く、夕方の便の運航は取りやめた。積雪や路面凍結があった鹿児島市からの乗客はいなかったが、午前8時過ぎに鹿屋港に入港すると、待ちわびた乗客が乗り込んだ。

 乗船した鹿屋市高須町の農業西正雄さん(46)は「利便性アップを望みたい。今後、港から各地をつなぐ2次交通が充実してほしい」と話した。

 使用するのは小型高速船「なんきゅう8号」(18トン、60人乗り)で、所要時間30分。マリンポート発は午前7時40分と午後2時40分(土日祝は3時10分)、鹿屋港発は午前8時半と午後4時。片道中学生以上1800円、小学生以下900円。8枚つづりで1万円の回数券も船内で購入できる。

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