【アテネ・ピレウス】ギリシャへの旅＜2＞いつか観たいと思っていたエレクティオン神殿！アクロポリスは素晴らしかった。

朝焼けのパルテノン神殿も素敵

疲れていたせいか、よく眠ったのですが朝早く目が覚めてしまった。
アテネと東京の時差は7時間
そりゃそうだ。



ギリシャの治安はあまりよくないみたい。
アテネの中心部はスリや盗難、置き引きなど。。。
はじめシンタグマ近くのホテルを予約していたのですが、思い直してインターコンチネンタルホテルに変更。

だけど・・・
街の中心から外れたことでお食事に出るのがちょっと不自由。道路の並びにはグランドハイアットとマリオットがあるのだけれどネ。

カード会社から連絡が来て、
行きのオンラインチェックインでお席リリースしちゃってごめんなさい。
お金返します。
from　ターキッシュエアラインズ

おおおお。
4レグ分6万円返金。
ラッキー♪

そうは思ったものの・・・
帰りは大丈夫なのか？？
どんなお席に割り振られるのか心配

お金返さなくてもいいから、
お席きちんと確保してーーーー

どこのレストランで、とか
何をいただくのか、とか
食事制限にアルコール禁止の私が、いろいろ考えるのは御免。面倒だし、クラブフロアに滞在しました。

パルテノン神殿を眺めながら朝食をいただくのは格別

そして、ここのお食事は口に合う。
ここのお食事というか、ギリシャのお食事が合うのだと思う。

毎日たっぷりのお野菜とフルーツ、そしてチーズ、チーズは大体5種類くらいあるの。

ギリシャ観光地の朝は早い。
8:30頃から開いているの。

終わりも早くて15:30には閉門するところもあるの。
日本もこれくらいでいいのではないかと思うのよ。



Uberでアクロポリスまで。
途中の道で逆走者車に遭いびっくり。
乗っていたUberタクシーと頭おかしい人の車がぶつからなくてよかった。
いつもシートベルトをしているけれど、この時ばかりは本当に助かったわ～。

アクロポリスで入場券を購入し、入口に向かって歩いていると、丘の上から兵士がやってきた！

こ、これは！！

この日は日曜日
10:50amから無名戦士の墓で大きな交代式が行われるのですが、まぁそれはみなくてもいいかな？と思ってアクロポリスに来たのです。
まさかここでお目にかかるとは。

結構な距離を歩いていくのね。

アクロポリスの入場料は1人10ユーロ
夏季の価格の半額は嬉しいですね。

「アクロポリス」って?
お伺いするにあたりwikiで調べてみました。

アクロポリスとは、都市国家で、神域としての神殿を中心に構成される場所。
もとは城塞としての丘であったが、次第に聖域としての性格を強めた。ギリシャの都市国家は、年ごとに守護神（ゼウス、ヘラ、アテネ、アポロ、ポセイドンなど）を崇拝し、ときには多神教国として複数神を祀った。
古代ギリシアのポリスのシンボルとなった小高い丘のこと。アクロポリスは「高いところ、城市」を意味し、防壁で固められた自然の丘に神殿や砦が築かれているのが普通である。

なかでも有名なのがアテネのアクロポリスである。ペルシア戦争時に木造建築のために全てが灰に帰したと伝えられているが、その後の石造建築による再建の結果、ペリクレスの時代に最も輝かしい時代を迎え、今日の私たちの知るアクロポリスが誕生した。

観たいところは、ニケ神殿、エレクティオン神殿、パルテノン神殿ですが、順路としては先ずコチラ。

ヘロディス・アッティコス音楽堂
ギリシャ・アテネ市内のアテナイのアクロポリス南西麓にあるローマ式のオデオン（屋外音楽堂・劇場）。

161年、ギリシア人の元老院議員ヘロディス・アッティコスが、妻のレギッラを偲んで建設した施設で、アクロポリスの南西斜面を利用して建てられている。

1950年代にペンテリ山産の大理石を用いて観客席と舞台部分の改修が行われ、それ以降アテネ・フェスティバルのコンサート会場として使われている。1973年にはアメリカ国外で初めて開かれたミス・ユニバース世界大会の会場となった。

奥さまを偲んで造られた音楽堂
すごいな。
後世はミス・ユニバース世界大会の会場として使われたというのも面白い

プロピュライアは、
アテナイのアクロポリスへの入り口として機能した当初のプロピュライアに基づいた堂々とした入り口である。「プロピュライア」という言葉は接頭辞のproとギリシア語のpylon（門）の複数形pylaionの合成語であり、文字通り門の前を意味するが、この言葉は単に「門となる建物」を意味するようになってきた。ベルリンのブランデンブルク門やミュンヘンのプロピュライアはアクロポリスのプロピュライア中央部を具体的に写したものである。


あれ？
ミュンヘンでプロピュライアって観たかしら・・・

遺跡には触らないでくださいと各国の言葉で書かれていましたが、目立って書かれていたのは中国語。
遺跡に触って記念撮影をするパンダ国の方が多発したらしい。柱の陰に警備員さんがいらして、目を光らせてる。

補修されているところもあるけれど、何千年物前の建物の修復は大変だと思うの。
どんな建物だったのか、絵などを参考にするのかな。

プロピュライアを通り抜け、振り返るとこの光景

地中海性気候の美しい青空と神殿
素晴らしすぎる。

前をみると
予てよりお伺いしたいと思っていたエレクティオン神殿

エレクテイオン神殿
ギリシアの首都アテネのアクロポリスにある神殿。
紀元前5世紀末に完成したイオニア式建築の代表作で、かつてはアテナの女神像が安置されていた。敷地の地盤に3メートルに及ぶ高低差があること、多くの聖蹟と神格の祭祀所を一つの建物にまとめたことなどから、古代には類いまれな複雑な構造をしている。

カリアティッドの玄関
少女の彫刻が施されたカリアティッドの玄関柱
北側には円柱を持つ別の大きな玄関があり、南側には有名な「少女の玄関 (Porch of the Maidens)」がある。6体の少女の姿の柱像（カリアティード）があり、最も細い部分は首で、彫像でありながら玄関の屋根の重さを支えるように設計されている。

え？
少女の彫刻？
完全に女性像だと思っていました。

女性像を柱にしてしまう古代ギリシャ人の美意識ったら・・・


この柱6本、女性像6体のうち、1本1体は大英博物館に誘拐されている。
5本5体は、アクロポリスのふもとの博物館に収蔵されている。
つまり、ここにあるのはレプリカ


まだ完全に日が差していないので、また戻ってくるとして
パルテノン神殿へ向かいます。

パルテノン神殿

古代ギリシア時代にアテネのアクロポリスの上に建設された、アテネの守護神であるギリシア神話の女神アテナを祀る神殿である。


紀元前447年に建設が始まり、紀元前438年に完工、装飾等は紀元前431年まで行われた。パルテノン神殿はギリシア古代建築を現代に伝える最も重要な、ドーリア式建造物の最高峰と見なされる。装飾彫刻もギリシア美術の傑作であり世界的な文化遺産として世界遺産に認定されている。

1687年9月26日、オスマン帝国によって火薬庫として使われていた神殿はヴェネツィア共和国の攻撃によって爆発炎上し、神殿建築や彫刻などはひどい損傷を受けた。

1806年、オスマン帝国の了承を得た第7代エルギン伯トマス・ブルースは、神殿から焼け残った彫刻類を取り外して持ち去った。これらは1816年にロンドンの大英博物館に売却され、現在でもエルギン・マーブルまたはパルテノン・マーブルの名で展示されている。ギリシア政府はこれら彫刻の返却を求めているが、実現には至っていない。

パルテノン神殿は大きすぎて、カメラには収まらないのですよ。
全体を写すには、この丘アクロポリスを降りないと。

しかし、いいお天気

写真を撮っていましたら、モデルが現れまして・・・

パルテノン神殿を背景に、あれこれポーズをとってくださいました。

にゃんとも素晴らしい光景でした。


パルテノン神殿撮るの、やーめた。
ねこちゃんと遊ぼう。

アクロポリスの丘に建つギリシャ国旗
この日は穏やかすぎて、旗ははためかず。

エレクティオン神殿に戻ってきました。

大きな大きなパルテノン神殿の陰になってしまい、日が当たるのは午後かな。

素晴らしい柱

何枚も撮ってしまう。

大英博物館に誘拐されているのはこの子

ギリシャに戻りたいかな
英国生活を満喫しているのかな

エレクティオン神殿を正面から見てみます。
右側も奥も段差があり、右側はさらにアクロポリスの丘の絶壁です。

柱の彫刻のすばらしさったら。。。

庇部分の彫刻も素晴らしく、本物は博物館に収蔵されているので後日、じっくり拝見することとします。

プロピュライアを通って、アクロポリスを後にします。

プロピュライアの柱が、地震などで歪んでいて恐ろしい。
ダルマ落としのようになってるの。

振り返ってニケ神殿
大好きなニケの神殿には近づけません。


アテネ・ニケ神殿
ギリシャのアテネのアクロポリスにあったアテナを祭った神殿である。ニケは古代ギリシア語で「勝利」を意味し、知恵の神としてのアテナをアテナ・ニケ（Athena Nike）として祭っていた。

しかもここにまつられているニケは、
なんと！
神殿から逃げないように翼が切り落とされているのです。
かわいそう。


アテナ・ニケ神殿
勝利の女神ニケを祀る神殿は、紀元前424年に建築家カリクラテスによって建設され、幅5.4m、奥行き8.3mで、4本ずつの円柱を並べた柱廊を東西に持つイオニア式の小さな神殿である。崖に張り出すように建てられた神殿には、木製のニケ像が置かれていた。

女神ニケは、本来、翼のある勝利の女神だが、神殿のニケ像には翼がなかったという。これは、勝利が永遠にアテネから逃げてしまわぬようにと市民が翼を切り落としたといわれている。

朝一番でお伺いしたので、ツアー客はおらず、静かなアクロポリス見学でした。
エレクティオン神殿に日が当たるまで、いようかな？とおもったものの、座るところもないので、アクロポリスを後にします。

え。
出口に地図・・・

これは初めにあるべきなのでは？？？
さすが、ギリシャ。

出口のすぐ横に丘があったのでのぼってみました

アレオパゴスというところらしいです。

古代アゴラが見下ろせるステキなところでしたが、
足元が危うく・・・

古代アゴラに向かいます。

途中素敵な住宅街を抜けて
道端でアクセサリーを販売していたおじいさんからブレスレットを2つ購入。
おもちゃみたいなものですが、なぜか気にいったので。

ローマンアゴラを横目で見ながら、古代アゴラに向かいます。
右側はカフェが並んでいて
左側は半地下に電車、その奥に古代アゴラが広がります

入口に地図があり親切
中に入りましょう

チケットは大人一人5ユーロ

前のご家族はお子様2名とともに。
子供はパスポート提示で無料だそうです。

まずはこちら。

ヘーパイストス神殿またはヘーパイスティオン
ギリシャ アテネのパルテノン北麓にあるアテナイのアゴラ内にある神殿。日本語で長母音を省略してヘファイストス神殿、ヘファイステイオンと表記されることもある。

紀元前449年に建てられ始め、紀元前416年から415年頃に完成した。鍛冶屋や窯業者が集まる地区に建てられたため、炎と鍛冶の神とされたヘーパイストスを祀る神殿となった。なお、スキロス島で死んだテーセウスの遺骨を、キモンがアテナイに持ち帰ったことを記念してテーセウス神殿と呼ばれていたのではないかという説もある。

7世紀頃から1834年まで、神殿はギリシャ正教会の教会として用いられ聖ゲオルギオス聖堂と呼ばれていた。

屋根は木でできたようでありませんが、大理石のこの建物が現在まで残っていることがすごい。
もちろん修復作業はしていますが

よく見ると、こちらの柱も凸凹とずれています。

どこかで鳥の声

中にオウムがいました。
このオウム、以前バルセロナの公園で見たのとそっくり。

地震が来て、これ以上はしらがずれませんように！

内部の彫刻も素晴らしいです。
こちらはレプリカなのか、本物なのか、不明です

古代アゴラもかなり広い。

アゴラは、古代ギリシアの都市国家ポリスにおいて重要な公共空間として不可欠な場所である広場を指すギリシア語で、人が集まることから商取引も行なわれたため、市場としても機能した。ローマ時代のラテン語ではフォルムに相当する。

都市国家はアゴラと、要塞および神殿からなるアクロポリス（神聖な地区としての神域、崇拝の場）で構成される。

アゴラはまた、民会の開催場所でもあった。ヘシオドスも、『仕事と日』の中でアゴラという言葉を集会の場として用いている。

アゴラは、ミケーネ文明の崩壊の後にポリスと共に成立し、ホメーロス（紀元前8世紀後半頃?）の時代までには都市の一部として確立した。最も著名なアゴラはアテナイの古代アゴラで、アメリカ古典学研究所がロックフェラーからの資金援助を受けて発掘を行なった。

またここで出てきた「ミケーネ」
やはりミュケーネに行くべきか？？？

この通り、あまり人はいないためゆっくり見学ができます。

水路
これが上水か下水かは不明

近くに上水路と思われる遺跡が転がっていたのですが、数千年前に水を引く作業って大変だったと思います。

大きな建物があったと思われる場所
基礎部分が残っています。

ネコちゃんがやってきました。

こんな表情ですが、とっても人懐っこく
撫でて、撫でてとすり寄ってきます。

柱上部の飾りの部分
美しい彫刻

アッタロスの柱廊
きれいに修復されています
中は、発掘された遺跡が飾られています。

美しい列柱
廊下

大理石ですよ~

ポセイドンかと思って拝見していましたら息子のトリトン。

トリートーンは、ギリシア神話に登場する海神である。
長母音を省略してトリトンとも表記される。海神ポセイドーンとアムピトリーテーの息子。深淵よりの使者とされ、人間の上半身と魚の尾を持つ人魚のような姿で描かれるのが典型である。

古代ギリシア美術では、のち複数いる種族として描かれるようになった。さらには馬の前足のついた、いわゆるケンタウロ・トリートーン（イクテュオケンタウロス）の図像が彫刻などで一般化し、ローマ時代に至るまでモザイク画やフレスコ画にもちいられた。

いいお天気で
人もおらず
ゆっくり鑑賞できて最高！

お昼も過ぎて、そろそろご飯にしますか？
古代アゴラを後にします。

古代アゴラを出たところにある教会の壁絵
とても美しかった。

このお写真だけみると、とてもクリスマス前とは思えないです。
美しい快晴のお空

カフェを抜けて、お土産物屋さんを抜けて
どこで休憩しようかな。

モナスティラキ・フリーマーケット

スリがいっぱいいるらしいよーーー

入口をちょっと覗いておしまい。

スリに遭ったら困るから(笑)

モナスティラキ広場

ここもスリがいっぱいいるから気を付けてーーー

モナスティラキ広場もたくさんスリがいるので立ち止まりませんよーーー

リシクラテス記念碑
この周りにもたくさんのカフェとお土産物屋さん

通過

ハドリアン門まで来て
さて、どうしようか。

ホテルに行って、お昼にしようか、どうしようか。



ふと思い出したのが、空港からホテルに送ってくださった運転手さんが、ホテルの先10分くらい車で行った先には海があって、美味しいレストランがいっぱいあるんだよ。という言葉。

そうだ、海に行ってみよう
こんなにいいお天気なんだもの。

と、いうことでUberでピレウスに来ました。
びっくりしたことに
海で泳いでる人が居るんですよ。

寒いでしょうに。

ピレウスはタコ料理で有名なんですよ。

タコ食べちゃう？

何件か覗いてみて決めたのがこちらのお店「Όρμος Αφροδίτης」というお店
地元の人と思われる方がいっぱいだったのと、お店のおじさんが声をかけてくれたから。

お席についてすぐに横のお席に座っていたおばさまから「どこから来たの～？」って。「日本です」と答えたら、おじさまが「日本って中国か？」と。速攻おばさまに「あなた何言ってるの。日本は日本でしょ。」と言われていました。
ヨーロッパから見たら、日本は本当に小さな国で・・・
そういえば、ロンドンのリバティでお茶した時も同じ事言われたなぁ。。。

突き出しのパンとオーダーしたビール
ビールが大瓶

サラダをお願いしたらもりもりで来ました。

トマトがちゃんとトマトの味
キュウリもちゃんとキュウリの味
玉ねぎは辛かった。。。

タコをオーダーしたら、
酢漬けだけド大丈夫？
って。

タコの酢漬け、日本人はお正月料理に出てくるから慣れているけれど、そうじゃない国からの人はちょっとびっくりするのかもね。

イカ
写真を撮っていたら主人の手が・・・


とても美味しかったです。
ちなみにメニューはないので、お姉さんやおじさんのお勧めを聞いてオーダーしたり、お隣のお席をのぞいて「あれがいいな」とか注文します。

お支払いは現金のみ
50-60ユーロくらいだったかな？
飲み物はビールは大瓶2本とコーラをオーダーしています。

帰りもUberで。
この辺り、Uber以外だとどうやって来るのかな。

バスもないし、電車もないです。

ホテルに戻ってから知ったのですが、この辺りで夜はクリスマスマーケットが開かれていました。
行きたかったわ・・・

知っていたら、夕方までこの辺りでのんびりしていたと思う。

街路樹はオレンジ
実がいっぱいなっています。

誰も取らないところをみると・・・酸っぱいのかな？
鳥もつつきません。


ホテルに戻って、お昼寝。

夜、ラウンジでパルテノン神殿を眺めながらお夕飯

なんとなくラウンジって座る席が決まっちゃいますよね。
右横のお席に座っているアメリカから来た方とおしゃべり。

このお水がとても気に入ってます。
日本でも購入できるのかな。


つづく