コンピュータ・アソシエイツ(株)は11日、都内において、Windows
NT/2000用バックアップツール『ARCserve 2000日本語版』を発表した。価格は15万円~で、出荷は8月の予定という。
対応OSは、Windows NT 4.0 SP5/SP6a、Windows 2000 Professional、同 Server、同
Advanced Server。
ARCserve 2000 |
同製品は、Windows 2000に完全対応となったほか、サーバーレスバックアップ(オプション)やウイルス駆除といった機能が新たに追加された。バックアップを行なう際に、ウイルススキャンを行ない、もし発見された場合には駆除を行なう。これにより、ウイルス汚染されたバックアップを作成することを防ぐことができるという。
サーバーレスバックアップは、SNIA*準拠の拡張SCSIコピーコマンドを利用して、ディスク装置からテープ装置へ直接データ転送を行なう。ARCserveはコマンドを発行したあとはコントロールのみを行なうので、SAN環境においてサーバーの負荷が軽減できるとしている。
*SNIA:Storage
Networking Industry Associationという業界団体。そこでは、ベンダー間の接続性テストや標準化作業が進められている
そのほか、複数のARCserve 2000を1つのコンソールで一元管理できる機能も持っている。
同社、チャネル営業本部アジア統括本部長のアレックス・ジャン(Alex
Jiang)氏は、「eビジネスを展開するためには、完璧なストレージ管理が必要。それが重要で、成功の鍵である。ARCserve
2000は、サーバーレスなバックアップ、ウイルスに汚染されていないバックアップを提供する。Windows
2000も完全にサポートした」と語った。
チャネル営業本部アジア統括本部長のアレックス・ジャン氏 |
売上げ目標については、出荷開始から3ヵ月以内に半数のユーザーがアップグレードし、新規の購買は従来製品の150パーセントの出荷数を目指すとした。