(株)シマンテックは30日、ウイルス対策ソフト『Norton AntiVirus 2001』に、未知のウイルスを検知することができる“スクリプト遮断機能”を追加すると発表した。
“スクリプト遮断機能”は、電子メールなどに添付されてきたスクリプトで書かれたプログラムの動作を監視し、ウイルスに類似する振る舞いをするものであれば、ウイルス定義ファイルにない未知のものでも検知するというもの。スクリプト型ウイルスは、Java ScriptやVB Scriptなどのスクリプト言語で記述された不正プログラムで、電子メールのほかにウェブサイトのHTML内に記述されたスクリプトなどによって、感染被害を広げる。同社では、同機能により、未知のウイルスの検知率が向上し、従来より、電子メールやウェブサイトに潜むウイルスからの被害を抑えることができるとしている。
6月1日発売の『Norton Internet Security 2001 Version3.0』に含まれるNorton AntiVirus2001以降から、同機能が搭載される。また、『Norton System Works 2001』『Norton System Works 2001 Professional Edition』『Norton Internet Security 2001』『Norton AntiVirus 2001』のユーザーは、それぞれの製品のLiveUpdate機能あるいは、同社のウェブサイトがダウンロードするだけで、“スクリプト遮断機能”が追加される。