米MontaVista Software社は7日(現地時間)、日本電気(株)が同社の携帯電話事業者向けAdvanced-TCAプラットフォームに『MontaVista Linux Carrier Grade Edition』を採用したと発表した。
Advanced-TCAプラットフォームは、PICMG(PCI Industrial Computer Manufacturers Group)フォーラムで開発された次世代の先進通信向け仕様をベースとする基盤アーキテクチャ。最初の製品は、SGSN(Serving GPRS Support Node)とGGSN(Gateway GPRS Support Node)で構成されるパケット・コア・ノードで、第三世代(3G)のストリーミングやGPS(Global Positioning System)など、大容量のIPパケット転送を処理するアプリケーションに対応する。NECは先月のリリースにおいて、第一号ユーザーはNTTドコモを予定しており、新SGSN、新GGSNが同社において評価検証を受けた後、世界最先端の3G網である「FOMA」で稼動する予定としている。