大型ディスプレー/TVで迫力のある映像を出力
IdeaPad Z560(2)─マルチディスプレーを楽しむ
2010年12月10日 12時00分更新
比較的安価なモデルながら、映像コンテンツを手軽に楽しめる「IdeaPad Z560」。第2回は、HDMIあるいはVGAポートを利用したマルチディスプレイ環境の構築方法とサウンド機能について触れてみよう。
HDMI接続を使って大型テレビでBDコンテンツを楽しむ
比較的安価なモデルながら、Blu-rayコンボドライブを搭載していることで、映像コンテンツを手軽に楽しめるのが「IdeaPad Z560」の特徴のひとつだ。
本体のディスプレーは縦横比16:9の15.6型ワイドHDだから、1人で映像を楽しむには十分な大きさがある。しかしさらに大きな画面で楽しみたい場合や、家族や仲間と一緒に大人数で画面を見たい場合にはリビングの大型テレビに接続できるのも魅力だ。
IdeaPad Z560は左側面にHDMIポートを備えており、対応するテレビとの接続はHDMIケーブル1本で行なえる。接続後はテレビ側でHDMI入力にチャンネルを切り替え、PC側では画面の出力方法を切り替えるだけだ。音声も映像も1本のケーブルで出力できるため、接続が簡単で頻繁に使うのが苦にならない。
マルチディスプレーで広く快適なデスクトップを構築できる
IdeaPad Z560は左VGAポートも左側面に搭載しており、外部ディスプレー(アナログ)への出力も可能だ。DVIタイプのディスプレーを接続したい場合はオプションのドングルをHDMIポートに差すことで利用できる。外部ディスプレーを接続した場合の解像度は2048×1536ドットだ。
出力方法は、ノートPC本体のディスプレーを使わずに外部ディスプレーを使う「プロジェクターのみ」、ノートPC側と外部ディスプレーにまったく同じ内容を表示する「複製」、ノートPC側と外部ディスプレーをひと続きの大きなデスクトップとして使う「拡張」の3つがある。
設定方法は簡単で、本体のVGA端子に外部ディスプレーを接続すればOK。後はノートPC側で[Fn]キーと[F3]キーを同時に押せば、ディスプレー出力状態を切り替えるメニューが表示される。
これら表示方法の中で特に有効なのが、外部ディスプレーをノートPCとひと続きの大きなデスクトップとして使う「拡張」だ。小さなノートPCと外部ディスプレーを並べると大きさが違いすぎて使うのにコツが必要だが、15.6型ワイドHDディスプレーを搭載するIdeaPad Z560なら横長の大きなデスクトップとして使いやすく、作業効率が一段とよくなる。
例えば、IdeaPad Z560側にワープロソフトや表計算ソフトを表示し、横に置いた外部ディスプレーに資料用データやウェブブラウザーなどを配置するといった使い方をすると良いだろう。
仕事で使う場合には、IdeaPad Z560側と外部ディスプレーに同じ内容を表示する「複製」が有効だ。会議やプレゼンなどで大きな外部ディスプレーに接続し、参加者にはそちらを見てもらいながら、自分はIdeaPad Z560で普段通りに作業して見せるということができる。本体に十分大きなディスプレーが搭載されていても、外部ディスプレー出力はやはり便利な機能なのだ。
さらに複雑な設定をしたい場合や、外部ディスプレーをうまく検出ができない場合は、デスクトップを右クリックすると開くメニューから「画面の解像度」を選ぼう。[検出]ボタンを押すと外部ディスプレーの存在が見つかり、さらに[識別]ボタンをクリックすると2つのディスプレーのどちらが主となるのかを確認できる。
たとえば、回転機能がついた外部ディスプレーを接続した場合、縦長設置にした上で「2」側を選択し「向き」で「縦」を選択すれば、縦長の画面を上手に使ってA4ドキュメントを大きく表示するといったことも行なえる。工夫していろいろと活用してみよう。
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