ソフトバンクはiPhone 3G/3GSから、iPhone 4/4Sに機種変更するユーザーを対象とする「実質無償機種変更キャンペーン」の内容を変更することを発表した。
従来(10月7日発表時点)は、「現在iPhone 3G/3GSを利用していて、分割支払金が残っているユーザー」を対象。iPhone 3G/3GSで残っている割賦代金と同等の金額を、毎月の基本使用料/通信料などから値引くというものだった。
これに対し、Twitter上の孫正義社長のアカウント(@masason)に、一括で購入したために、分割支払金が残っていないユーザーには不公平ではないかといった声があがり、「検討しましょう」(孫氏)といったやり取りが続いた。
そこで10月9日になって発表された追加内容では、対象ユーザーが「現在iPhone 3G/3GSを利用していて、すでに代金を支払済」にも拡大している。
まず一括払いで購入した場合でも、24回払いで購入したものと想定。その想定下でまだ残っている割賦代金と同等の金額が、毎月の基本使用料/通信料などから値引かれる。また、分割支払いが終了していたり、上述の値引き額が6000円に満たない場合は、一律6000円(1000円×6ヵ月)が値引かれる。
なお、キャンペーン期間は11月30日まで。「ホワイトプラン(i)」への加入が条件となるものの、iPhone 3G/3GSユーザーがソフトバンク版のiPhone 4/4Sに機種変更して、一定期間利用すれば、少なくとも6000円分の料金がキャッシュバックされる計算であり、既存ソフトバンクユーザーの流出防止に効果を発揮しそうだ。